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商品説明
備中の歴史と文化を学び、次世代に伝える「備中志塾」の講義録。民俗学者・神崎宣武が、古代吉備の風景、中世の村落と三斎市、備中神楽「吉備津」等について語る。2017年度開催の第1〜5回の内容を加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
歴史、食、祭、街道……
今、新たに「吉備」の風景を共有する。
待望の神崎宣武「地域学」講座
「高度成長期以降は、何かにつけて急速にして大幅な変化、変遷が生じた。が、まだ半世紀をさかのぼっての追認が可能である。体験の記憶をもつ人も少なくないはずである。そこには、感性のようなものがはたらく。たとえば、私たちの先祖代々がどういう思いで日々の生業(なりわい)に取り組み、どういう思いで自然や神仏を崇めたか、を追認していく。そうしたことからはじめれば、身近な文化史(生活文化史)を学ぶことに意義が生じるであろう。」(「はじめに」より)【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章「古代吉備の風景 ―遺跡・神話・文化地理―」
- 1 古代吉備の風景を描くには
- 2 吉備の範囲と歴史
- 3 鬼ノ城の柱穴から
- 4 柱降ろしと柱立て
- 5 巨大な前方後円墳
- 6 吉備の稲作と製鉄
- 7 『倭姫命世記』の真実
- 8 『吉備津宮縁起』 からの傍証
著者紹介
神崎 宣武
- 略歴
- 神崎 宣武(かんざき のりたけ)
1944年岡山県生まれ。民俗学者。現在、旅の文化研究所所長、東京農業大学客員教授、公益財団法人伊勢文化会議所五十鈴塾塾長、一般社団法人高梁川流域学校校長、岡山県文化振興審議会委員などをつとめる。岡山県宇佐八幡神社(井原市美星町)宮司でもある。
主著に、『盛り場の民俗史』、『江戸の旅文化』、『三三九度─日本的契約の民俗誌』、『「まつり」の食文化』、『しきたりの日本文化』、『「おじぎ」の日本文化』、『「うつわ」を食らう―日本人と食事の文化』『吉備高原の神と人―村里の祭礼風土記』『いなか神主奮戦記―「むら」と「祭り」のフォークロア』など。
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