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商品説明
珠のれんがバラバラになる予感だけずっとしている子供のころから 夜道にてテレビの音がはっきりと聞こえてきたから夏が始まる 読みかけの本を閉じればたくさんの世界の中のひとつが消える 詩形融合作品も収録した歌集。【「TRC MARC」の商品解説】
【帯文】
首長竜のすべり台に花びらが降る
短歌の黄金地帯をあなたとゆっくり歩く
現実と夢の境には日傘がいっぱい開いていた
加藤治郎
【5首】
郵便がカタンと届き昼寝から浮上してゆく振りむけば海
エンジェルを止めてくださいエンジンの見間違いだった地下駐車場
三本締めが終わった後の沈黙に耐えられなくて服を脱ぎだす
塀越しによくしゃべってた隣人の腰から下が人間じゃない
暴れる鳥をなだめるように折りたたみ傘はかばんの中に納まる【商品解説】
著者紹介
戸田 響子
- 略歴
- 〈戸田響子〉1981年名古屋市生まれ。未來短歌会彗星集・歌人集団かばんの会に所属。詩形融合作品「煮汁」で第4回詩歌トライアスロン受賞。「拾いながらゆく」で第60回短歌研究新人賞次席。
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