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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/09/19
- 出版社: 書肆侃侃房
- サイズ:20cm/221p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86385-416-1
紙の本
次の夜明けに (現代台湾文学選)
1947年、二二八事件に始まる台湾激動の頃から現代まで、三世代にわたる家族の確執を軸に、急激に民主化へと進む時代の波に翻弄されながらも愛情を深めていく一家を描く。台湾の新...
次の夜明けに (現代台湾文学選)
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商品説明
1947年、二二八事件に始まる台湾激動の頃から現代まで、三世代にわたる家族の確執を軸に、急激に民主化へと進む時代の波に翻弄されながらも愛情を深めていく一家を描く。台湾の新世代作家の一人、徐嘉澤の作品を本邦初訳。【「TRC MARC」の商品解説】
現代台湾文学選、始動。
近代台湾史を貫く民草の悲哀を重層的に捉えた作品だ。勇気と保身、執着と後悔、正義とその代償。何かを得るために何かを失うのが人生なのだとしたら、彼らは誰ひとり間違ってなどいない。
――東山彰良(小説家)
よどみなく流れる物語に心を打たれる。徐嘉澤は優れたストーリーテラーなのだ。そして知らぬ間に読者は、複雑で入り組んだ台湾の歴史の記憶のなかに引きこまれてゆく。
――郝譽翔(作家)
『次の夜明けに』は徐嘉澤の野心作である。台湾の大きな歴史と個人のささやかな欲望を一本の辮子(ピエンツ:お下げ)あるいは鞭子(ピエンツ:鞭)へと巧妙に編み上げて、苦悶の暗黒時代のなかに、ヒューヒューと音をたてながら、一すじ一すじの光明の所在を明らかにしていく。
――紀大偉(作家)
台湾の新世代作家の一人、徐嘉澤
本作が本邦初訳
1947年、二二八事件に始まる台湾激動の頃。民主化運動で傷つき、それまでの生き方を変えなければならなくなった家族。新聞記者の夫とともに、時代の波に飲まれないよう、家族のために生き、夫の秘密を守り続けて死んでいった春蘭(チュンラン)。残された二人の息子、平和(ピンホー)と起義(チーイー)は、弁護士と新聞記者として、民主化とは、平和とは何かを追求する。起義の息子、哲浩(ジョーハオ)は、歴史にも政治にも関心がなく、ゲイだと告白することで一歩を踏み出す。三代にわたる家族の確執を軸に、急激に民主化へと進む時代の波に翻弄されながらも愛情を深めていく一家の物語。【商品解説】
著者紹介
徐 嘉澤
- 略歴
- 〈徐嘉澤〉1977年台湾生まれ。国立屛東師範学院大学院修了。高雄特殊教育学校で教鞭を執りながら、作家活動を行う。
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