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商品説明
雨の鍵をあづけてあつた人が来て世はどこまでも紫陽花と雨 永遠とか言つてた口をとりかへもせず菜の花のパスタを食べる 黒い日傘のなかからふいに旧姓をうちあけられてかるく驚く 340首を収めた第7歌集。【「TRC MARC」の商品解説】
わたくしをすべてひろげて丁寧に折りなほす青い鶴となるまで
『リリカル・アンドロイド』に続く第七歌集。
日常の中に隠されているきらりきらりと輝くひかりを、そっと集めては両手で包み込んで微笑んでいる姿が目に浮かぶよう。なんでもない一日こそがきっといつか大切な日になる、荻原さんの歌にはそんな日々が詰まっています。
―熊谷由佳(丸善ヒルズウォーク 徳重店 名古屋市)
荻原裕幸との出会いは『青年霊歌』発表、ニューウェーブ前夜と記憶は朧。その時の新星は本作では見事に輝度を放ち、オールドスクール的存在は次世代をも鼓舞する。私はモートン・フェルドマンBGMに読み確信。
―古田一晴(ちくさ正文館書店 名古屋市)
【収録歌より】
三十三間堂あらたまのああこれは市川春子の線だとおもふ
元は天使なのかも知れぬ亡き父の冬天だけを撮つたアルバム
暁美ほむらが眼鏡をやめた経緯ほど寂しくもなく咲く桐の花
ボールペンが落ちても鞄をひらいてもすべての音が十月である【商品解説】
著者紹介
荻原 裕幸
- 略歴
- 〈荻原裕幸〉1962年生まれ。愛知県立大学卒。短歌研究新人賞、名古屋市芸術奨励賞等を受賞。総合誌『短歌ヴァーサス』責任編集。「東桜歌会」主宰。著書に「あるまじろん」など。
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