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商品説明
風船の縁をすべりて光の刃 風花の生まれてけふの伊勢屋かな 旅の序曲に並びたる美酒 咲いたばかりの白粉花を縛る博士の偏頭痛 砂に譜を描けば遠き汽笛かな これまで書いた句から選び、連作に編み直した第2句集。【「TRC MARC」の商品解説】
英娘鏖
はなさいてみのらぬむすめみなごろし
現世(うつしよ)のカオスにひそむ言葉の華麗な万華鏡(ミクロコスモス)
────谷川俊太郎
『いつかたこぶねになる日』などエッセイでも活躍する俳人・小津夜景。
田中裕明賞を受賞した『フラワーズ・カンフー』に続く6年ぶりの第二句集。
【収録句より】
漣が笑ふいそぎんちやくの朝
蟬生(あ)れて死んで愛してゐた時間
莨火(たばこび)を消して裸足の身を焦がす
香水のちがふ白河夜船かな
パピルスや死後千年の音階図
君の瞳(め)を泳ぐおらんだししがしら
かささぎのこぼす涙をおつまみに
露実るメガロポリスよ胸も髪も
逃げ去りし夜ほど匂ふ水はなく
後朝のキリマンジャロの深さかな【商品解説】
目次
- 【目次】
- 一 四季の卵
- 春はまぼろし
- 駒鳥の隣人
- ルネ・マグリット式
著者紹介
小津 夜景
- 略歴
- 〈小津夜景〉北海道生まれ。「フラワーズ・カンフー」で田中裕明賞受賞。ほかの著書に「カモメの日の読書」など。
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