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- カテゴリ：一般
- 発売日：2020/01/23
- 出版社： 幻戯書房
- サイズ：１９ｃｍ／４０３ｐ
- 利用対象：一般
- ISBN：978-4-86488-189-0
- 国内送料無料
紙の本
従弟クリスティアンの家で 他五篇 （ルリユール叢書）
抒情から叙事へ−。詩的写実主義の作家シュトルムの転換期を代表する人間個人の心理に肉迫した表題作ほか、「三色すみれ」など全６編を収めた短編小説集。訳者・岡本雅克による解題も...
従弟クリスティアンの家で 他五篇 （ルリユール叢書）
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商品説明
抒情から叙事へ−。詩的写実主義の作家シュトルムの転換期を代表する人間個人の心理に肉迫した表題作ほか、「三色すみれ」など全６編を収めた短編小説集。訳者・岡本雅克による解題も収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
地上の暗さと夜空の暗い深淵との間には、解きがたい謎をはらんで微睡んでいる人間の生が横たわっていた。
抒情から叙事へ――
詩的写実主義の作家シュトルムの転換期を代表する
人間個人の心理に肉迫する表題作のほか、
「三色すみれ」「人形つかいのポーレ」
「森のかたすみ」「静かな音楽家」「荒野の村」
五つの短篇小説を収録。【商品解説】
収録作品一覧
| 従弟クリスティアンの家で | ５−４３ | |
|---|---|---|
| 三色すみれ | ４５−８９ | |
| 人形つかいのポーレ | ９１−１６１ |
著者紹介
テーオドール・シュトルム
- 略歴
- 〈テーオドール・シュトルム〉１８１７〜８８年。北ドイツ生まれ。抒情詩人、小説家。弁護士となり、法務の傍ら文筆家として活動。生涯で６０もの小説を書いた。ドイツリアリズム文学の代表的作家。著書に「みずうみ」など。
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シュトルム円熟期の短編集
2020/02/03 18:57
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投稿者：弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シュトルム57～58歳の時に発表された作品群。巻末に付された文学史年表と作者解説が嬉しい。本の装丁が渋くておしゃれ。セピア色の表紙、クリーム色のカバー、ブラックの帯の三層デザインになっている。
収録作品の中でも『三色すみれ』『人形つかいのポーレ』は昔から愛され児童文学全集にも収録されてきた名編。先妻の面影に苦悩する若き新妻の葛藤。市民社会の中で生じる差別を乗り越え初恋を実らせる男女。特に人形芝居の描写が生き生きとして楽しい。
作者が五十代後半という年齢だったためか、男女の恋愛模様や人間の不器用な生き様を一種達観した眼差しで描き出している。しみじみと味わいたい短編集。
