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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/10/26
- 出版社: 幻戯書房
- サイズ:19cm/600p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86488-208-8
- 国内送料無料
紙の本
山の花環 小宇宙の光 (ルリユール叢書)
著者 ペタル二世ペトロビッチ=ニェゴシュ (著),田中 一生 (訳),山崎 洋 (訳)
イスラム教改宗者の討伐という歴史的事件を材に、民衆の「哀しき人間の運命」を綴った一大詩篇「山の花環」と、宇宙創造、人間の堕落と魂の救済を詠った「小宇宙の光」。セルビア文学...
山の花環 小宇宙の光 (ルリユール叢書)
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商品説明
イスラム教改宗者の討伐という歴史的事件を材に、民衆の「哀しき人間の運命」を綴った一大詩篇「山の花環」と、宇宙創造、人間の堕落と魂の救済を詠った「小宇宙の光」。セルビア文学の金字塔、ニェゴシュの二大叙事詩を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
低き丘でも高みに立たば、
下の者より見ゆるは道理、
われもみなより多く見ゆべし――
幸せにして、また不幸なり。
イスラム教改宗者の討伐という歴史的事件を材に、民衆の「哀しき人間の運命」を綴った、セルビア「第二の聖書」と目される一大詩篇『山の花環』。宇宙創造、人間の堕落と魂の救済を詠う『小宇宙の光』。セルビア文学の金字塔となった、ニェゴシュを代表する二大叙事詩。
……ニェゴシュの文学は、吟遊詩人の伝える伝承の「コソボ史観」に尽きるものではない。ニェゴシュの詩人としての偉大さは、そうした民族叙事詩の世界を乗り越えて、「哀しき人間(ひと)の運命(さだめ)」を追求したことにある。『小宇宙の光』では、その主題が形而上的なレベルで扱われているが、そこに現実世界で主教、君主、そして人間として苦悩するニェゴシュの魂を読むことができる。『山の花環』の登場人物たちはかなり理念化されているが、ダニロ主教の悩みや恐れは、ニェゴシュの心の深奥を映し出している。──「訳者解題」より【商品解説】
著者紹介
ペタル二世ペトロビッチ=ニェゴシュ
- 略歴
- 〈ペタル二世ペトロビッチ=ニェゴシュ〉1813〜51年。モンテネグロ生まれ。30年モンテネグロの統治者に即位。詩作品を発表。セルビア文学史上、最大の詩人といわれる。
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