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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/10/05
- 出版社: アルテスパブリッシング
- サイズ:22cm/267p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86559-148-4
- 国内送料無料
紙の本
バッハ・古楽・チェロ アンナー・ビルスマは語る (Booksウト)
著者 アンナー・ビルスマ (著),渡邊 順生 (著),加藤 拓未 (編・訳)
草創期の古楽運動を牽引したバロック・チェロの巨匠と日本を代表するチェンバロ奏者による対話。レオンハルト、ブリュッヘンらとの交友、愛器、バッハほかの音楽論・演奏論を語り尽く...
バッハ・古楽・チェロ アンナー・ビルスマは語る (Booksウト)
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商品説明
草創期の古楽運動を牽引したバロック・チェロの巨匠と日本を代表するチェンバロ奏者による対話。レオンハルト、ブリュッヘンらとの交友、愛器、バッハほかの音楽論・演奏論を語り尽くす。未発表ライヴCD付き。【「TRC MARC」の商品解説】
古楽運動を牽引したバロック・チェロの巨匠が
初めて語る「音楽」「楽器」「人生」。
A.ビルスマ+渡邊順生による未発表ライヴCD付き!
音楽は「言葉」。
そして、演奏とは「語る」こと。
草創期の古楽運動を牽引したバロック・チェロの巨匠と日本を代表するチェンバロ奏者による対話。
レオンハルト、ブリュッヘンらとの交友、「セルヴェ」ストラディヴァリウスをはじめとする名器・愛器、バッハ《無伴奏チェロ組曲》をめぐる音楽論・演奏論を語り尽くす!
アルテスの古楽本シリーズ「Books〈ウト〉」創刊第2弾!
未発表ライヴCD付き!
A. ビルスマ+渡邊順生「佐々木節夫メモリアルコンサート」
1999年10月15日、日本福音ルーテル東京教会【商品解説】
目次
- プロローグ(加藤拓未)
- 第1部 音楽活動、仲間たち、そして人生
- シモン・ゴルトベルク
- 父のこと
- ハーグ王立音楽院への入学
- 恩師レーヴェン・ボームカンプ
- ネーデルラント歌劇場管弦楽団
- カサルス・コンクール優勝
著者紹介
アンナー・ビルスマ
- 略歴
- 〈アンナー・ビルスマ〉1934年ハーグ生まれ。ハーグ王立音楽院卒。世界の古楽界をリードするオランダのチェロ奏者。
〈渡邊順生〉1950年鎌倉市生まれ。チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード奏者および指揮者。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より
書標(ほんのしるべ)さん
ビルスマと言えば、クラシックの古楽ファンならば知らぬ人のおらぬチェロの巨匠である。編者の加藤氏もCDジャケットの雰囲気から、気難しい繊細な人物を想像していたのだが、逆に聞き手を思いやるジョークに笑わされる事になる。巨匠は随分とユーモアのある人のようで、氏の語りに、私もすっかりファンになってしまった。
氏の思いやりは”二流”の作曲家にも向けられていて、古書店で収集した17世紀イタリアの小品を好んでコンサートで演奏し、盟友レオンハルトやブリュッヘンに嫌がられた(笑)。中小作曲家の作品には時代の雰囲気が感じられ、大作曲家が共有している心情が想像できると言う。
ボッケリーニはとりわけ愛していて、神様が音楽を通して人々に語りかけるなら、ハイドンを使うが、神自身が音楽を聴きたいならボッケリーニを選ぶだろう、という名言を紹介している。
この本には氏の唯一のライブ録音であるCDも付属していて、そこでボッケリーニが聞ける。この演奏は素晴らしい。
チェリストにとって、バッハの無伴奏チェロ組曲は聖書だが、氏は非常に専門的に、奏法について語っている。聞き手の渡邊順生氏は本書の意義はここにあるかもしれないとまで言う。その詳細さに私は、演奏家が追求しているものは、作家や翻訳家がひとつひとつ言葉を選び物語を紡ぎだしてゆく作業と同じようなものなのだと感じた。