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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2010/02/18
- 出版社: 松籟社
- サイズ:20cm/284,16p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-87984-279-4
紙の本
悪夢への変貌 作家たちの見たアメリカ
著者 福岡 和子 (編著),伊藤 聡子 (著),高野 泰志 (編著),丹羽 隆昭 (著),中西 佳世子 (著),竹井 智子 (著),杉森 雅美 (著),山内 玲 (著),島貫 香代子 (著),吉田 恭子 (著)
豊かさと平等を標榜する「理想の国」アメリカ。しかしこの国は、複雑かつ困難な問題をいくつも抱え込んできた。そうした現実にアメリカ文学はどう立ち向かってきたのか。文学が描く「...
悪夢への変貌 作家たちの見たアメリカ
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商品説明
豊かさと平等を標榜する「理想の国」アメリカ。しかしこの国は、複雑かつ困難な問題をいくつも抱え込んできた。そうした現実にアメリカ文学はどう立ち向かってきたのか。文学が描く「アメリカの夢」の裏側を再考する。【「TRC MARC」の商品解説】
豊かさと平等を標榜する「理想の国」アメリカ。建国時からオバマ大統領の「Yes, We Can.」に至るまで、その理想は高々と掲げられ、人々を導いてきた。しかしその一方でこの国は、その理念・理想を裏切るような、複雑かつ困難な問題をいくつも抱え込んできた。人種問題、貧困問題、暴力・リンチ、家庭の崩壊……そうした現実に、アメリカ文学はどう立ち向かってきたのか。19世紀から現代に至るまでの、代表的なアメリカ文学作家(ホーソーン、メルヴィル、ジェイムズ、ヘミングウェイ、フォークナー、バース、パワーズなど)のテキストを通して、理想と現実のはざまで苦しむ「アメリカ」を、作家の想像力がいかに描いてきたかをたどる。
【商品解説】
目次
- 第一章 「家庭」なき「家」の「日常」 ─『七破風の家』随想
- 第二章 『大理石の牧神』の「幸運な堕落」をめぐる二重のプロット ─十九世紀アメリカのデモクラシーとプロヴィデンス
- 第三章 メルヴィルと貧困テーマ ─声を上げる貧者たち
- 第四章 『大使たち』とジェイムズのアメリカ ─ニューサム夫人「殺し」を読み直す
- 第五章 「新しいニグロ」と「白人なりすまし小説」 ─ハーレム・ルネッサンスの理想とパラドックス
収録作品一覧
「家庭」なき「家」の「日常」 | 丹羽隆昭 著 | 17−42 |
---|---|---|
『大理石の牧神』の「幸運な堕落」をめぐる二重のプロット | 中西佳世子 著 | 43−67 |
メルヴィルと貧困テーマ | 福岡和子 著 | 69−95 |
著者紹介
福岡 和子
- 略歴
- 京都大学大学院人間・環境学研究科教授。
アメリカ文学専攻、とりわけメルヴィル、ホーソーン、ポオなどいわゆるアメリカン・ルネサンスの作家たちを中心に研究。
著書に『「他者」で読むアメリカン・ルネサンス』(世界思想社)など。
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