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商品説明
熊本の小村に滞在し、外国人として戦前唯一の日本農村研究書を著した社会人類学者ジョン・エンブリーとその妻・エラ。彼らの歩みを紹介し、その視点を通じてアメリカの対日政策に光を当てる。「忘れられた人類学者」の続編。【「TRC MARC」の商品解説】
★第31回地方出版文化賞・功労賞『忘れられた人類学者』待望の続編★ 1935年から1年間、熊本の小村・須恵村に滞在し、外国人として戦前唯一の日本農村研究書を著したアメリカの社会人類学者とその妻。開戦前、いち早く象徴としての天皇に言及、『菊と刀』に代表される“好戦的な日本人”論に異議を唱えつつ、日系人強制収容所の待遇改善を訴え、FBIによる監視下も傲慢な占領政策を戒め続けた俊英の思想とその悲劇的な死までを描く労作。【商品解説】
目次
- プロローグ 日米開戦とエンブリー
- 第1章 人類学への道
- 第2章 須恵村へ
- 第3章 日米開戦、情報機関へ
- 第4章 日系人強制収容所での葛藤
- 第5章 占領軍士官を教育
- 第6章 二度のミクロネシア調査
- 第7章 戦火のインドシナへ
- 第8章 ユネスコ、ポイント4、そしてFBIの影
- 第9章 須恵村・国家・戦争
著者紹介
田中一彦
- 略歴
- 〈田中一彦〉1947年福岡県生まれ。京都大学経済学部卒。新聞記者を経て、2011年から14年まで熊本県あさぎり町に単身移住し取材。日本GNH学会常任理事を務める。
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