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商品説明
朝鮮が制度改革を通して自国の近代化を目指す契機となった「甲午改革」とは何だったのか? 甲午改革の持つ本質的性格を追究し、政治史のみならず民衆史の視点から朝鮮社会にとっての近代の意味を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
甲午改革――それは日清戦争期から1896年2月に朝鮮国王・高宗がロシア公使館に逃避するまで、朝鮮政府によって行われた一連の近代化推進運動である。朝鮮が制度改革を通して自国の近代化を目指す契機となったこの改革とは何だったのか? 朝鮮固有の歴史的文脈の中から「近代の在り方」を見つめ直し、改革を実際に行った権力側の分析と同時に、警察と民衆の関係の中から、この改革の意味を「下から」捉え直すことで、甲午改革の持つ本質的性格を追究。政治史のみならず民衆史の視点から朝鮮社会にとっての近代の意味を考える。【商品解説】
目次
- 序章 甲午改革における「近代」への視角
- 第一節 問題の所在
- 第二節 研究の視角と方法
- 第三節 本書の構成
- 第一章 甲午改革と王権構想
- はじめに
- 第一節 開化派の王権構想
- 第二節 第一次甲午改革と王権抑制策
- 第三節 朴泳孝の入閣と王権をめぐる対立
- 第四節 連立内閣の崩壊
著者紹介
伊藤 俊介
- 略歴
- 〈伊藤俊介〉1975年北海道生まれ。慶煕大学校一般大学院史学科博士課程修了。博士(文学)。福島大学経済経営学類教授。共編著書に「「下から」歴史像を再考する」がある。
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