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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/04/10
- 出版社: 堀之内出版
- サイズ:19cm/287p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909237-48-4
紙の本
緊縮ノスタルジア
著者 オーウェン・ハサリー (著),星野 真志 (訳),田尻 歩 (訳)
ノスタルジアが覆い隠すのは、過去とは異なる未来への想像力だ−。緊縮財政下の現代イギリスがいかに第2次大戦期(=以前の緊縮時代)へのノスタルジアで覆われているのかを、建築、...
緊縮ノスタルジア
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商品説明
ノスタルジアが覆い隠すのは、過去とは異なる未来への想像力だ−。緊縮財政下の現代イギリスがいかに第2次大戦期(=以前の緊縮時代)へのノスタルジアで覆われているのかを、建築、食品、映画など幅広い視点から論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
「KEEP CALM AND CARRY ON」。
この言葉は第二次世界大戦中にイギリス情報省が作成した「空襲を受けてもそのまま日常を続けよ」という意味のスローガンである。このノスタルジックな言葉が現代イギリスであふれかえっている。これはいったいなぜなのか?
イギリスでもっとも精力的な若手批評家の一人であるオーウェン・ハサリーが明らかにする。
本書では、緊縮財政下の現代イギリスが、いかに第二次大戦期(=以前の緊縮時代)へのノスタルジアで覆われているのかを、デザイン、建築、食品、映画、音楽など幅広い視点から論じる。
『ガーディアン』『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』『アーキテクチュラル・レビュー』などの雑誌に数多く寄稿。イギリスでの著書は10冊以上。期待の論客によるイギリス文化論が、満を持して日本上陸!
─推薦!───────────────────────────
本書は、2010年代の緊縮イギリスにおける、1940年代──もうひとつの緊縮と、福祉国家建設の時代──への文化的ノスタルジアを批判的に検証することで、新自由主義と緊縮政策を超え、同時にかつての福祉国家をノスタルジックに理想化することなしに未来の社会を構想するには何が必要なのかを指ししめしてくれる。そのためには、新しいパンだけではなく、新しいバラも必要なのだ。
――河野真太郎(専修大学教授)
──────────────────────────────【商品解説】
目次
- 終わりなきノスタルジア 日本語版への序文
- 序章 緊縮財政のがらくた市
- 第一章 殴って隠せ
- 第二章 クレメント・アトリーの亡霊はわたしたちを救うことができるか?
- 第三章 英国社会主義の美的帝国
- 第四章 家族写真
- 第五章 緊縮都市の建設
- 訳者解説――ノスタルジアの功罪 星野真志
- 訳者解説――緊縮ノスタルジア美学の効用 田尻 歩
- 翻訳にあたっての謝辞
著者紹介
オーウェン・ハサリー
- 略歴
- 〈オーウェン・ハサリー〉1981年イングランド生まれ。ロンドン大学バークベック校で博士号を取得。フリーランスの批評家として、多数の著書を発表。『トリビューン』誌の文化欄編集者。
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