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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/06/03
- 出版社: 文学通信
- サイズ:19cm/164p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909658-56-2
読割 50
紙の本
言いなりにならない江戸の百姓たち 「幸谷村酒井家文書」から読み解く
著者 渡辺 尚志 (著)
江戸の百姓は、言うべきことは敢然と自己主張する人たちだった! 江戸時代の下総国葛飾郡幸谷村(現千葉県松戸市幸谷)に生きた百姓たちの実像を、「幸谷村酒井家文書」に基づいて描...
言いなりにならない江戸の百姓たち 「幸谷村酒井家文書」から読み解く
言いなりにならない江戸の百姓たち
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商品説明
江戸の百姓は、言うべきことは敢然と自己主張する人たちだった! 江戸時代の下総国葛飾郡幸谷村(現千葉県松戸市幸谷)に生きた百姓たちの実像を、「幸谷村酒井家文書」に基づいて描き出す。古文書の読み方も解説。【「TRC MARC」の商品解説】
百姓たちは無学で読み書きができず、
武士に一方的に支配される、無力で弱い存在だったのか。
しかし、古文書をひもといてみれば、そこには百姓たちが生き抜くために読み書き・計算の能力を身につけ、村のルールを自分たちで決め、積極的に訴訟を起こし、ときには支配する領主たちに敢然と自己主張するたくましい姿が浮かび上がってくる。
本書では江戸時代の圧倒的多数者だった無名の百姓たちの実像を、実際の古文書をひもとき、解説を加えながら明らかにしていく。
江戸時代の人口の約八割は村の百姓たちだった。彼らについて知ることは、その時代の生活・思考様式について知ることにもつながる。
百姓像のイメージをアップデートする入門書、誕生。
【自分たちの暮らす村を自治的に運営していた百姓たち、読み書き・計算を学んで、さかんに商品の売買を行ない、ときには積極的に訴訟を起こして要求を実現しようとする百姓たち、広範囲にわたって結びつきを拡げることで災害に立ち向かった百姓たち、武士に対しても敢然と自己主張する百姓たち、そうしたたくましい百姓たちの姿が浮かび上がってきたのではないでしょうか。本書が、江戸時代の百姓たちの実像を知っていただく一助となれば幸いです。】……「おわりに」より【商品解説】
目次
- はじめに―百姓は無学で読み書きができなかった?
- 江戸時代の主人公は無名の百姓たち/幸谷村酒井家文書からみえる江戸時代/古文書を実際に読む
- 第一章 入門、江戸時代の村!
- 江戸時代の村とは?/江戸時代は石高制の社会/村の住民/村のしくみ/百姓の負担と村請制/江戸時代の貨幣制度/江戸時代には閏月があった/一つの村に三人の領主/異なる領地・領民が入り交じる/村の神社は村人全員で維持する/寺を支える中心的な檀家だった酒井家
- 第二章 領主と村と百姓の関係
- もっともポピュラーな年貢額の決め方/個々の百姓の年貢額は村が確定する/古文書を読む その1/文書から見えてくる百姓たちの権利と能力/自主的に定めた村の掟/村掟から読みとれる生活様式/作物の盗難を防ぐために講じられた対策
- 第三章 なぜ年貢をめぐって村人同士が争ったのか
著者紹介
渡辺 尚志
- 略歴
- 〈渡辺尚志〉1957年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。一橋大学大学名誉教授。著書に「海に生きた百姓たち」「日本近世村落論」など。
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