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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2022/08/25
  • 出版社: 花乱社
  • サイズ:20cm/394p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-910038-60-5
  • 国内送料無料

紙の本

藍のおもかげ 澁谷繁樹遺稿集

著者 澁谷 繁樹 (著),岡田 哲也 (編)

南日本新聞社記者・澁谷繁樹が執筆した主要な記事原稿をまとめる。薩摩藩が幕府に命じられて行った揖斐、長良、木曽、三河川の治水難工事の歴史をたどるほか、コラム「風向計」「南風...

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藍のおもかげ 澁谷繁樹遺稿集

税込 3,300 30pt

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商品説明

南日本新聞社記者・澁谷繁樹が執筆した主要な記事原稿をまとめる。薩摩藩が幕府に命じられて行った揖斐、長良、木曽、三河川の治水難工事の歴史をたどるほか、コラム「風向計」「南風録」などを収録。【「TRC MARC」の商品解説】

 本書は、南日本新聞社記者・澁谷繁樹氏(1952.4.11~2021.8.20)が執筆した主要な記事原稿をまとめたもの。第1部の「薩摩義士たどり語り 宝暦治水二百五十年」(連載91回)では、薩摩藩が幕府に命じられて行った揖斐、長良、木曽、三河川の治水難工事の歴史をたどる。その他、南日本新聞コラム「風向計」「南風録」など、“ワイルドでダンディ、薬味のきいた遺文のかずかず”を収録。
 「こんな人ばかりじゃ、新聞社は持たないだろうけど、こんな人もいなくちゃ、新聞社は駄目なんだ──」(詩人・岡田哲也)【商品解説】

目次

  • 第1部 薩摩あちこち
  •  薩摩義士たどり語り 宝暦治水二百五十年
  •  とべ青春 純心・新体操の世界
  • 第2部 日々あれこれ
  •  風向計
  •  南風録
  •  記者の目
  •   川内支社時代/宮之城支局時代/川内支社(薩摩川内総局)時代
  •  大連─感傷小旅行
  •  記者、本を買う

著者紹介

澁谷 繁樹

略歴
1952(昭和27)年4月11日生まれ
 59年4月 東京都杉並区立和田小学校入学
 65年3月 鹿児島市立山下小学校卒業
 68年3月 鹿児島市立長田中学校卒業
 71年3月 鹿児島県立中央高校卒業
 77年3月 早稲田大学政経学部政治学科卒業
 79年4月 南日本新聞社入社,編集局校閲部配属
 80年4月 編集局社会部
 83年4月 川内支社
 85年4月 編集局整理部
 89(平成元)年4月 宮之城支局長
 92年4月 編集局文化部
 95年4月 編集局整理部
 96年4月 編集局整理部副部長兼論説委員会委員
 97年4月 編集局社会部副部長
 98年4月 編集局文化部副部長兼論説委員会委員
2000年6月 編集局編集部長兼論説委員会委員
 02年4月 編集局編集部長,論説委員会委員兼務を解く
 03年4月 編集局編集委員
 05年4月 川内支社長兼論説…

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みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

昔懐かしい、偏屈オヤジ、頑固オヤジに遭遇したような

2023/09/30 21:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は南日本新聞社の記者、編集委員を務めた澁谷繁樹(1952~2021)の遺稿集だが、三部、400頁弱で構成されている。数多、世に新聞記者は存在しても、遺稿集が出るのは人徳、人柄というものか。
 まず、第一部の「薩摩義士ひとり語り 宝暦治水二百五十年」は圧巻だった。薩摩藩が徳川幕府から命じられた揖斐、長良、木曽の三つの川の治水工事を請け、借金に次ぐ借金の中、外様大名の中でも大藩という地位、家格を保つために工事を冠遂する話。史実に基づき、それでいて時代小説のようで、エッセイのようで。読み手を全く飽きさせない。この件を読みながら、明治時代に広島県の宇品港築港を完成させた千田貞堯を思い出した。千田も薩摩出身、不足する工事資金は自身の資産を投じた。薩摩の利他の精神は宝暦治水にあったのだと感服するばかり。更に、幕末、島津を頼る高山彦九郎、平野國臣がいたが、薩摩に決起するだけの財政基盤があったならば、彼等の願望も受け入れられたかもしれない。宝暦治水の総奉行平田靱負も、腹を切らずに済んだかもしれない。薩摩に優秀な土木技術が伝わっていたことが、逆に命取りになるとは・・・。明治期、福島県郡山での旧武士による農業指導をした老農・塚田喜太郎も然りだ。
 そんな重く苦しい話の次は、165頁に懐かしい名前を見つけた。新体操の山崎浩子だ。最近、政治世界の裏面で取りざたされた旧統一教会問題だが、山崎もかつて統一教会で桜田淳子とともに話題になった人だ。山崎は鹿児島純心女子の出身だったと思い出した。
 澁谷繁樹はその生涯において、無数のコラムを執筆している。それらが第二部に納められているが、272頁の特攻の記事には驚いた。あの終戦の日、大分航空隊から宇垣海軍中将とともに飛び立った特攻機だったが、一機が不時着していたとは、知らなかった。『遥かなる宇佐海軍航空隊』(今戸公徳著)に最後の特攻について記述があるが、不時着機があったとは・・・。
 澁谷繁樹が現場主義の記者であることは、286頁の「命をかけた恋なのに」で知る事ができる。原稿を編集局に送った後は、堂々巡りの酒を煽っていたのだろうなと想像がつく。文から涙があふれている。
 第三部は澁谷繁樹と親交があった七人、そして、実姉の思い出のコラム。詩人の岡田哲也氏の「こんな人ばかりじゃ、新聞社は持たないだろうけど、こんな人もいなくちゃ、新聞社は駄目なんだ・・・」は言い得て妙。
昔、近所には必ずといっていいほど迷惑この上ない偏屈オヤジ、頑固オヤジがいた。そのオヤジがいなくなると、共同体という桶のタガが外れたように隙間から汚水が漏れる。澁谷繁樹とは、新聞社を通じて鹿児島共同体のタガだったのだ。しかし、締め付けるだけではなく、他者の意見という水を貯め込むこともできる人ではなかったか。そう考えると、一つの時代の象徴としても、大いに楽しみ、考えさせられた本書は次世代に遺されるべき一書だ。

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