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商品説明
ぼく、そらをとんだことがあるよ。ほんとだよ。ずーっとまえ、くもまでいってきた…。絵本作家・黒井健が、少年時代の限りなく現実味を帯びた夢体験を描く、空の風、雲の肌触りが味わえる絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
黒井 健
- 略歴
- 〈黒井健〉1947年新潟県生まれ。新潟大学教育学部中等美術科卒業。作品に「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」、画集に「雲の信号」「私のイーハトヴ」などがある。
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紙の本
ぼく、そらをとんだことがあるよ。
2002/05/14 14:48
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海青 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あなたは、空をとんだ経験をお持ちでしょうか。
わたしは、10年ほど前まで、夢の中でよく、空を翔びました。それが上下にしか飛躍できなくなって、今では夢すらもあまり見ることができなくなっていますが…。
空のむこうへ、高く、高く、雲のかなたまで、遠く、遠く…。
体を動かしてとんだら、こんなかな あんなかなと、心楽しい想いがとても素朴に伝わってきます。作者が幼い日に1度だけ飛翔(と)んだ、浮遊(うか)んだ。その心をとても素直に共有できて、それなのに変にノスタルジックに描いていないところが、とてもすばらしい、と思います。
人間なら誰でも「とぶ」ということに熱い想いを抱いているでしょう。
本当にはとべなくて、飛行機から雲海をながめ、そこに身をおき、空に浮遊(うか)ぶ。
凧を飛ばして風の中に舞うさまに自分を重ねる、高くとぶ鳥に想いを馳せる……。
この絵本がそんな気持ちをゆりかごのようにやさしく揺すってくれています。幼い子にはわかるかしら、と言う意見もありますが、生まれて数ヶ月で、乳母車の中から空をゆく雲をじーっと眺めるのが大好きで、少し大きくなると、たかいたかいや、ふわ〜っと放られるのや、親と親の間でぶらさがりたがる子どもたちにとって、この絵の世界は彼らのもの、だと思います。親子で空をとんで雲まで楽しい旅をしてください。