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- カテゴリ:小学生
- 発売日:1994/11/01
- 出版社: 偕成社
- サイズ:19cm/125p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-03-421100-8
紙の本
サンタの友だちバージニア 「サンタはいるの?」と新聞社へ投書した少女
「サンタっているの」と百年ほど前、新聞社に投書した少女バージニアに、ニューヨークのサン新聞社は社説で答えた。その名文は色々な形で読みつがれた。少女バージニアのその後の人生...
サンタの友だちバージニア 「サンタはいるの?」と新聞社へ投書した少女
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商品説明
「サンタっているの」と百年ほど前、新聞社に投書した少女バージニアに、ニューヨークのサン新聞社は社説で答えた。その名文は色々な形で読みつがれた。少女バージニアのその後の人生をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
村上 ゆみ子
- 略歴
- 〈村上ゆみ子〉1951年東京生まれ。多摩美術大学卒業。在米出版社の年刊誌編集、アメリカ・リポートの寄稿を行っている。著書に「百年の夢」「イエロー・フェイス」がある。
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紙の本
サンタが来たら……。
2003/12/25 13:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:碧岡烏兎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『サンタクロースっているんでしょうか』(Francis Church、中村妙子訳、偕成社、1986)はよく読まれているようだけれど、新聞社に質問を送ったバージニアのその後を追ったこの本はそれほど読まれてはいないらしい。
二冊は、同じ出版社から同じような装丁で出されている。合わせて読んでみると面白い。ちょうどクリスマス・イブよりクリスマスが、それよりもクリスマスのあとが大切であるように、一通の投書と社説より、彼女がそれを支えにどんな人生を送ったか、というほうが、実は大切なことを含んでいるように思う。
本書は、ローラ・バージニア・オハロンの生涯を、彼女の孫が、その子どもたちに語るという形をとりながら、米国史のさまざまな面をプリズムのように映し出していく。移民、女性史、ニューヨーク、南北戦争、教育制度、障害者、結婚と離婚、新聞社の盛衰、そして宗教。
「サンタはいるの?」という投書をした以外、バージニアの人生はむしろ平凡といってもいいくらい。それでも一人の女性の人生をたどると、米国社会のさまざまな面がみえてくる。本書は、歴史を学ぶそうした手がかりを、さりげなく、それでいて仔細をもらさず、本文に織り込んでいる。本人に承諾を得て構成した、「語り」という文体も功を奏している。投書と社説も、日英両語で全文掲載されている点もありがたい。
平凡にみえるけれど、バージニアの人生には一筋の光が貫いている。それは「サンタクロースはいる」という信念。バージニアへの返事のなかで、子どもがいなかったフランシス・チャーチは「愛や寛容や献身が存在するように、サンタクロースは存在する」と、優しく語りかけていた。
サンタクロースが存在することは疑いない。むしろ、疑わしいのは、チャーチが自明のものとしたものの存在のほうではないか。それでも、サンタクロースが存在するように、愛と寛容と献身がこの世に存在することを、一人の女性の伝記は教えてくれる。
サンタクロースが来たあとに読む本。
烏兎の庭
紙の本
サンタを信じて
2022/11/26 16:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
サンタさんはいるのでしょうか?と疑問を新聞社に送った少女バージニアのその後をかいたものです。ニューヨークの新聞サンの社説での返事を読み、サンタさんを信じる心を持ち続けた素敵な女性だと思います。