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商品説明
生きることは食べること。その根源的な恐怖と、捕食者とその「餌」との間に生まれた友情を描く、究極の「泣けるホラー」。第20回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本ホラー小説大賞優秀賞(第20回)】全てに無気力な20代無職の私が拾った小さな蟹。その蟹は体の割に何でも食べ、頭が良くて人語も解する。そんなある日、私は恋人を殺してしまう…。捕食者とその「餌」との間に生まれた友情を描く表題作など全2作品を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
かにみそ | 5−124 | |
---|---|---|
百合の火葬 | 125−235 |
著者紹介
倉狩 聡
- 略歴
- 〈倉狩聡〉1982年東京都生まれ。国際製菓専門学校夜間部卒業。2013年「かにみそ」で第20回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉を受賞。
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紙の本
ホラーというべきなのだろうか?
2014/01/17 01:06
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投稿者:ハギノヒロジ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー大賞受賞作である本作品。
苔色の装丁と、西島先生のイラストには求心力がある。
今回は、海辺で拾った蟹を育てていると、
主人公は蟹が何でも食べることに気が付く。
そこで、主人公が人を殺してしまって...
という話、落ち自体は非常に予測しやすい。
また、ホラーというほどおどろおどろしてもいない。
どちらかというと、月と蟹に似ている。
主人公たちは現状に閉塞感を覚えており、
そこから発する狂気じみたものがテーマだ。
そのため、賞を取るための作品だなあ、という印象。
純文学のようなものってあまりエンタメ要素が少ないから。