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- カテゴリ:一般
- 発売日:2010/07/22
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/724p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-213117-9
- 国内送料無料
紙の本
進化の運命 孤独な宇宙の必然としての人間
著者 サイモン・コンウェイ=モリス (著),遠藤 一佳 (訳),更科 功 (訳)
人間、あるいは知的存在の進化は必然だった−。豊富な実例を挙げながら、天文学から分子生物学、考古学まで、カンブリア紀生物研究の世界的権威があらゆる知見を渉猟して明かす進化の...
進化の運命 孤独な宇宙の必然としての人間
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商品説明
人間、あるいは知的存在の進化は必然だった−。豊富な実例を挙げながら、天文学から分子生物学、考古学まで、カンブリア紀生物研究の世界的権威があらゆる知見を渉猟して明かす進化の本質。【「TRC MARC」の商品解説】
知性をもつ生物はたまたま生まれたのか?
ヒトの眼とタコの眼、クジラの社会とゾウの社会、人間の農業とアリの農業……
分子レベルから形態、行動、文化にいたるまで、
生物多様性の裏側には、種をこえた共通点が驚くほどたくさんある。
進化の歴史はしばしば偶然に左右されると言われてきたが、
実は一定の傾向があるのではないか?
カンブリア紀生物研究の世界的権威が、天文学から分子生物学、考古学まで
あらゆる知見と実例を渉猟して、生命の一般法則を浮かび上がらせる。
【著者紹介】
サイモン・コンウェイ=モリス
1951年生まれ。ロンドンで育ち、ブリストル大学を卒業後、ほとんどの学究生活をケンブリッジ大学で送る。現在、ケンブリッジ大学教授。専門は古生物学。カンブリア紀の進化大爆発の痕跡をとどめる「バージェス頁岩動物群」の研究で知られる。王立協会員。著書に『カンブリア紀の怪物たち』(講談社現代新書)がある。
【訳者紹介】
遠藤一佳(えんどう・かずよし)
1963年生まれ。東京大学理学部卒業後、連合王国(スコットランド)グラスゴー大学でPh.D.取得。筑波大学准教授を経て、現在、東京大学大学院理学系研究科教授。専門は分子古生物学、貝殻形成論。共著に『古生物学の科学4 古生物の進化』(朝倉書店)などがある。
更科功(さらしな・いさお)
1961年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業勤務を経て、東京大学大学院理学系研究科終了。理学博士。現在、東京大学大学院理学系研究科研究員。専門は分子古生物学。
【目次】
まえがき ケンブリッジのサンドイッチ
第1章 イースター島をめざして
第2章 あの大暗号のさらなる秘密
第3章 至るところにネバネバ:生命は宇宙のさだめ?
第4章 生命の起源:絞りだすのはスープか浅知恵か?
第5章 ただ一度の幸運? 不思議な星、地球
第6章 みんな極端になっていく
第7章 見る収斂
第8章 宇宙人の収斂?
第9章 人間型生物は地球人だけか?
第10章 綴じられた進化:あまねく見られる収斂
第11章 進化進学は可能か?
第12章 最後に【商品解説】
目次
- まえがき ケンブリッジのサンドイッチ
- 第1章 イースター島をめざして
- 第2章 あの大暗号のさらなる秘密
- 第3章 至るところにネバネバ:生命は宇宙のさだめ?
- 第4章 生命の起源:絞りだすのはスープか浅知恵か?
- 第5章 ただ一度の幸運? 不思議な星、地球
- 第6章 みんな極端になっていく
- 第7章 見る収斂
- 第8章 宇宙人の収斂?
- 第9章 人間型生物は地球人だけか?
著者紹介
サイモン・コンウェイ=モリス
- 略歴
- 〈サイモン・コンウェイ=モリス〉1951年生まれ。ブリストル大学卒業。ケンブリッジ大学教授。専門は古生物学。王立協会員。著書に「カンブリア紀の怪物たち」など。
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書店員レビュー
この本のキーワードは...
ジュンク堂書店千日前店さん
この本のキーワードは「収斂」。
異なる進化の道筋をたどったにも関わらず、よく似た身体的特徴を持つこと。
よく引き合いに出されるのが、脊椎動物と頭足類の眼(240ページ)。
レンズを通って入った光が網膜に映るという構造はそっくり。
頭足類の方が、盲点がない分良くできている。
膨大な収斂の例を挙げて、著者は言う。
自然界が問題を解決する方法は無限にあるのではなく、数が限られているのではないだろうか。
であるならば、
地球以外に生命の発達した惑星があるとして、そこは地球と意外なほど似ているのではないだろうか。
だとすれば、いつの日にか来る地球外知的生命体とのコンタクトも、案外スムーズにいくかもしれない。
ただし著者はこうも言っている。
生命の発生に適した環境が生まれる可能性はあまりにも低くて、
この宇宙では地球以外に存在しないかもしれない。
内容は確実に面白いが、文章が大学の講義を思わせてややとっつきにくい。
巻末の膨大な注(本文500ページに対して190ページ)も、研究者としては良心的だが、一見敷居を高くしている印象を受ける。
思ったほど売れが伸びていないのも、むべなるかな。惜しい。