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紙の本
記憶のしくみ 下 脳の記憶貯蔵のメカニズム (ブルーバックス)
著者 ラリー・R.スクワイア (著),エリック・R.カンデル (著),小西 史朗 (監修),桐野 豊 (監修),伊藤 悦朗 (訳),宋 時栄 (訳)
記憶するとはどういうことなのか? ノーベル賞学者による新しい脳と記憶のテキスト。下は、意識した記憶、短期記憶と長期記憶、学習と分子機構の関係から、記憶の本質に迫る。【「T...
記憶のしくみ 下 脳の記憶貯蔵のメカニズム (ブルーバックス)
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商品説明
記憶するとはどういうことなのか? ノーベル賞学者による新しい脳と記憶のテキスト。下は、意識した記憶、短期記憶と長期記憶、学習と分子機構の関係から、記憶の本質に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
下巻では、いよいよ、人のアイデンティティー(独自性)を決める陳述記憶が、シナプスでどのように保存されるかのメカニズムを中心に解説しています。たとえば、電話番号をおぼえるような短期的記憶から、生涯にわたって忘れることのない記憶まで、そのメカニズムにどんな違いがあるのか。長期記憶を支える分子として、どんな種類のものがはたらいているのか。このような記憶の分子メカニズムが、どのような実験によって明らかにされてきたのかなどが明解に説明されています。
また、運動技能、習慣や連合学習(二つの刺激を組み合わせた記憶、古典的条件づけ)のメカニズムも説明しています。脳が膨大な量の記憶を獲得し保持できるのは、脳内のシナプスが構造的、機能的に可塑性を示す(可変である)ことに依存しているという思想が、本書の基調となっています。最後に、このような記憶の分子生物学および認知神経科学から、現代の高齢化社会における大きな課題である記憶能力の障害、つまりアルツハイマー病のような認知症の克服に向けて、どのような寄与ができるかを展望しています。【商品解説】
目次
- 第6章 陳述記憶のためのシナプスにおける貯蔵メカニズム
- 第7章 短期記憶から長期記憶へ
- 第8章 プライミング、知覚学習そして情動学習
- 第9章 技能、習慣および条件づけのための記憶
- 第10章 記憶と個性の生物学的基礎
著者紹介
ラリー・R.スクワイア
- 略歴
- 〈ラリー・R.スクワイア〉カリフォルニア大学医学部サンディエゴ校教授。専攻は精神医学・神経科学・心理学。
〈エリック・R.カンデル〉コロンビア大学神経生物学行動センターを創設。同大教授。ノーベル生理学・医学賞はじめ受賞多数。
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上巻と合わせてよめば、記憶の仕組みが非常によくわかります!
2020/01/31 10:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、高度な知識を分かり易く提示してくれると大人気の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は記憶の仕組みについて解説された2巻本の下巻です。同書では、陳述記憶のシナプスでの保存メカニズムが中心に解説されています。分かり易く言えば、短期記憶がどのようにして長期記憶へ移行されるのか、ということなのです。内容構成も、「陳述記憶のためのシナプスにおける貯蔵メカニズム」、「短期記憶から長期記憶へ」、「プライミング、知覚学習そして情動学習」、「技能、習慣および条件づけのための記憶」、「記憶と個性の生物学的基礎」となっており、上巻と合わせて読んでいただくことで、記憶の仕組みが非常によく理解できます。