カエルの小指 ａ ｍｕｒｄｅｒ ｏｆ ｃｒｏｗｓ

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カラスの親指の続編だそうだ。前作はかなり前で、全然覚えていないが、結末はかなりキレキレだったようなイメージがある。本書もコンセプトは似ているが、そこまでキレキレではない。でも、いろいろどんでん返しはあって、楽しめたのは事実。

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コン・ゲームの爽快感は今ひとつだが、ノン・ストップで読めてしまう、面白いエンタメ。ただ、子どもに頼りすぎ。テツくん、末恐ろしい。

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前作に続き素敵なエンタメ作品だった。
著者の作品に出てくる少年少女は魅力的だが頭が良すぎ。
続編を期待。

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カエルの小指
a murder of crows
著作者：道尾秀介
講談社
第５回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞し、デビュー｢月と蟹｣で第１４４回直木賞受賞。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

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「カラスの親指」続編

詐欺師から足を洗い、実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ主人公、武沢竹夫
あるとき謎めいた中学生に出会ったことで、彼の生活が一変する

そして、かつての仲間、まひろ、やひろ、貫太郎が再集結し、ど派手な大仕掛けを計画する



何度も、あっ、という場面があり、中だるみは一切なく、最後までテンポ良く笑いありホロリと人情味の溢れた作品

また次の作品が楽しみ

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道尾さんの最新作ということで購入。
前作「カラスの親指」から10年後が舞台の作品。前作の記憶は、おぼろげですが、最後のどんでん返しが印象的で、とても面白かったのを記憶しています。

前作を読まなくても全然楽しめると思います。ただ、前作に登場したテツさんがどんな人だったか気になった方には、前作を先に読んだほうが良いかと思います。

今回も見事に騙されまくりでした。物語の構成は、全6章からなっていて、初めの章から不意打ちに騙されてしまいました。あの人が○○だったとは…。その他にも驚くことが満載でした。
読んでいて思ったことは、道尾さんは日々色んなところに情報のアンテナをはっているなと思いました。とにかくわかりやすく表現されているので、頭の中で想像しやすかったです。所々これって、道尾さん本人が思っているじゃないの？とか思ってしまいました。見事に道尾さんの掌の上で転がされたような感覚で、とても面白かったです。
テレビドラマの「コンフィデンスマンjp」が好きな方には、この作品はおススメです。普通に読み過ごしそうな出来事も後になって、重要なキーワードへと変化します。まずは、先入観なしで読まれたほうが良いと思います。その分、驚きの衝撃度が高くなります。
もう少しで終了だと思っても最後の最後まで騙されますので、全然飽きませんでした。小説「いけない」でも衝撃でしたので、両作品とも本屋大賞候補になるのでは？と思うくらい、エンタテインメント性がありました。
ぜひ、騙されてみてください。

余談ですが、映像化するなら、ぜひあの司会者には坂上忍さんをお願いしたいです。読んでスッと想像しやすく、絶対坂上さんをモデルにしてるのでは？と思ってしまいました。

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『カラスの親指』のその後の物語。
騙し騙される展開の面白さはそのままに、全体的に漂う雰囲気は少し柔らかくなったのは、タケさんの心境の変化きなぁ。

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どんでん返しとはこういうこと？！
読者を振りまわすことにかけては右に出る人がいないですね、このシリーズに関しては。
あー！面白かった！と読み終わったけれど、時間がたってしまうとじわじわといや～な気持ちになるのは何故？

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　前作に当たる『カラスの親指』を読んだのが11年前である。武沢竹夫という名前は、辛うじて覚えていたような、いないような。少なくとも、前作は軽い話ではなかった気がするが、笑って泣いてと帯に書いてある本作は、果たして。

　詐欺稼業から足を洗い、口八丁を武器に実演販売士として生きていた武沢竹夫。ある日、彼の販売現場に現れた中学生のキョウが、平穏な生活を一変させた。かつての仲間が集結し、再びペテンの大勝負を仕掛ける武夫だったが…。

　序盤から、道尾作品にはありがちな荒唐無稽な展開。竹夫がいきなり現れたキョウを邪険に扱えなかったのは、詐欺師時代の負い目があるからだろう。お金が必要だとしても、なぜわざわざそんな方法を？　根はお人好しな竹夫であった。

　最初からそううまくいかないのはお約束。すっかりキョウに乗せられる面々だが、乗り乗りのメンバーがいる一方で不満を隠さないメンバーもいて、何だか波乱含みである。それにしても、そんな番組、現実には放送できないんじゃないの？

　その番組を利用するに当たり、まずは仕込みから。どこの劇団でも通用しそうな凄腕とはいえ、相手を信用させるためのコストは安くない。「作中作」とはいえ、あまりにも怪しすぎる勧誘に苦笑するが、バリエーションは豊富なんだろうねえ。

　計画の総仕上げ段階が近づいて、やっと本来の意図が明らかになるのだが、おいおいおいおい竹夫さん…。なるほど、こういう誤認のさせ方もあるのかと感心したが、他に方法はなかったのか。根がお人好しだけに、見通しが甘い。

　竹夫が自身の甘さに気づいたのは、最後の最後であった…。なるほど、二転三転した末の大逆転であった。読み終えれば、あれやこれやはすべて伏線だったことがわかる。読み始めた時点で、道夫秀介の術中にはまっていたのだ。

　重すぎることもなく、久々に気持ちよく騙された作品だったと思ったら…すべて決着がついたと思われた最後の最後に、最大の騙しが待っていた。どうかキョウに明るい未来を。そして、テツは逞しく恐ろしい大人になることだろう。

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カラスの親指の続編。
続編らしく展開も結末もいい意味で期待通りで凄く楽しめた(^^)

詐欺師ものでどれが嘘なのか何に騙されてるのか気になってついつい読み進めてしまった。
久しぶりに購入日に一気読みしてしてしまった本

展開的にさらに続編に期待できる？
気になってるのはまひるとテツ

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「カラスの親指」の続編で、
前作を読み返してから臨みました。
…が、前作を読んでなくても楽しめると思います。

いやー今回も騙されました！
前作同様、とにかく終盤が怒涛の展開で、
物語は二転三転。
これは一気読み必至です！

今回からの新キャラ、やひろと貫ちゃんの子供、テツがかなりいい味出してましたね。
テツがもう少し大きくなったら、
今度はテツが主人公の物語を読んでみたい。

それからそれから、まひろとあの人の関係に
今後進展はあるのかも気になるところ。

ぜひまた続編でペテンを仕掛けられたいものです。

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『カラスの親指』の続編。前作を読んでいない読者は置いていくよ、とばかりに登場人物達が何の紹介も無く動き出す。ミステリと言うよりコンゲーム小説に近いが、敵と味方が騙し騙されしていく内に、読者も騙されてしまうのが痛快。読み易いから考える暇が無いんだよね。後で、アレはアレの伏線かあ、と遅まきながら気づく。巧いったらない。
主人公とその仲間の一団を愛おしく思えてきた。何年後になっても良いから続編が読みたい。

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前作「カラスの親指」がとても面白かったというのは覚えているのだけれど、内容はすっかり忘れている。

元詐欺師である実演販売士の武沢が中学生のキョウと出会うことで、かつての詐欺グループが再始動するという話。

道尾氏らしくどんでん返しの連続で、でも期待しすぎたのかそれほどのインパクトはなく、読みやすくはあったけれど、さらっと読み終えた。

きっと前作から間を空けずに読むともっと面白かったのだろう。

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映画「カラスの親指」の登場人物のイメージを思い描きながら読み進められるので、よりリアルに楽しめた。道尾さんにはいつも気持ちよく騙されてしまう。