紙の本
まあ良かった
2020/07/10 00:49
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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
バッドエンドも有りかと思っていたんですよ。くそ苦いコーヒーみたいな。
それにしても、この作者は主人公を文字通り傷つけないといられないらしい。
最終巻を書くのに7年もかかったのはお前のせいだとばかり、ボッコボコにして、かなり痛い最終巻になっている。
書き始めたときは30代だった作者も今は50代後半、20代の恋を描ききるのはさぞ大変だったでしょう。
なお、主人公が時差ぼけしているけれど、オーストラリアと時差はほとんど無い。
イラストは志田さんの方が好きです。そもそもこの巻のカバーはスカートの翻り方がおかしい。これでは裾を擦り引いてしまう。ウエディングドレスじゃないんだから。
紙の本
最終巻です
2023/04/08 12:17
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おいしいコーヒーのいれ方、最終巻です!
ショーリにはいろんなことがあったけれど、マスターと由里子さんに謝れたし、
花村のおじさん・おばさんにかれんと付き合っていることを話せたし、
よかったよかった。
キュンキュンどきどきの青春小説をありがとうございました。
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待ってたラストまで一気に読みました。
読む前のドキドキと、読み終えた「了」の文字を見たときの寂しさと。
可能ならばもう一冊、その後の彼らを! と思うほどに贅沢な時間でした。
ありがとうございます。
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読んだ!読みきりました!
待ってました!の続編であり完結編。
正直、もう出ないのかも、と思っていたので出版されて、きちんと完結してくれてよかったです。
あとがきを読んで、私はこういう終わり方でよかったと思います。どういう形であっても私はよかったと思っていたと思いますが(笑)
完結してよかったと思う気持ちと、終わってしまった寂しさがない交ぜになっています。
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待ってましたの新刊、完結編。
よかった。
続きが出た嬉しさと、終わってしまった寂しさはあったけど。
そうか、書けなかったのか。
でも、これでよかったと思う。
勝利がどこで、何をしていくのかは分からないけど、
やっと前に進めるかな。
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前作から7年か。
ときどき思い出しては続きがあるのか気になっていたシリーズ。なにしろ、作者さまの作風ががらっと変わっているし。
その変化は、やっぱりこの作品でも感じるところはあったけど、ショーリが悩み倒す初々しさは残っていてほっとする。
かれんも、ね。
失った命は取り返しがつかなくて、でも、あまりにも自分で全てを背負い込みすぎるショーリが心配で。
だから、あの事件は必要なものだったのかもしれない。
それでショーリが自分を許すわけではないにしても。
前に進むきっかけにはなったはず。
2人には、たくさんの味方もいるし。
おだやかなラストでよかった。
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ずっと待ち望んでたラスト。嬉しいような、寂しいような。長く読んでいた物語が終わるときはいつもこんな感じ。また、読み返したくなったな。
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2020.06.20
終わった…終わってしまったな…おいコーが結末を迎えました。7年前の続き、ようやくって感じです。かれんと再会してようやく涙を流せた。一次帰国でマスターや両親にも会い
禊をした
許されるわけではないけど、生きていかないといけない…
オーストラリアに戻り、凶弾に倒れたショーリ
(ネット掲載はここまでだった)そこからソワソワしながら待ってました
死ななくてよかった。かれんがオーストラリアに来るとは思わなかった。大切な時にそばにいるのはやはり最愛の人なのだなあ
ショーリがちゃんとかれんに「愛してる」と言った。言えたのが良かった。成長ともいえるし宣言ともいえる。
結婚まではいかなかったけど、ちゃんと恋人だと言えた。
今後は日本なのかオーストラリアなのか、どこで生きるか、かれんがそばにいるかはわからないけど…
2人は離れることはきっとないと思う。
幸せは少し遠いかもしれない。けどいつかきっと幸せになれる
良い結末でした。
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毎年ナツイチのラインナップを見ては、今年も出ないのか…と待ち続け、待ち続けてようやく読めました。
最初読み始めた頃はまさかこんな展開になるなんて思いもしていませんでしたが、ショーリ、かれん、花村家の人たち、マスター、それぞれの思いを感じることができました。みんながそれでも前を向いてすごそうとしている姿を感じ、見届けられてよかったです。
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とうとう完結。
高校生の時に友達に勧められて読み始めて早16年。
頑固で真面目すぎる勝利にいりいりしながらも、ようやく色々なことに正面から向き合い、未来に向けて歩き出せた最後にホッとしました。
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ようやく終わった…
読み始めた時は共感、共鳴していた二人の恋も、自分が30代、40代と歳を重ね、ショーリの優柔不断にイラッとしたり、そのうち事件まで起きて、えーこれでダメになったら辛すぎる!!と最終巻を待ち続け、はい、なんと7年も待ち、またまた大事件勃発の果てのようやくようやく素直に、ストレートにでもまぁ始めから分かってた想いがぎゅう〜って溢れてるのに、自分がおばさんになったせいかとにかく感動よりも安堵。もう一度1巻から、、は読まないかな。娘が読んでみたいと言ってるので、一気に読めるのが羨ましいような…
いや、時間かけて読んだからこその、いや、やっぱ長すぎだよね?
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だいたい読み出したのが10年ほど前。
ハマって一気に読んで最新作まで追いつき、その後は毎年夏に新作が出るのが楽しみだった。
この作品でいろんな人と話すことができた。
けれど、ある時から夏になってもなかなか発売されない。
展開もかなりしんどかったので、早く続きが読みたいと思っていた。
だから、今回ついに続きが読めてほんとうによかった。
書き切ってくれた作者に本当に感謝したい。
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20年間、追いかけ続けてきたシリーズ。
ショーリも、かれんも、大好きだった。
愛おしくて、切なくて…
毎年夏になると、ナツイチのラインナップにこのシリーズがあるかな?と探したものだ。
それがついに最終巻。
一つの時代が終わるっていうくらいのインパクトがあって、読み終えたら涙がとまらず。
またいつかショーリに会いたい。
心からそう願いつつ、最高のシリーズに出会えた奇跡に感謝。
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『ありふれた祈り/おいしいコーヒーのいれ方 Second SeasonⅨ』/村山由佳
開始から26年の長きに渡って、続いた『おいしいコーヒーの入れ方』シリーズ。完結本となります。
著者の代表的な作品の一つですね。
個人的な話をすれば、このシリーズは、私の読書ライフ、読書を好きになったきっかけになった2冊のうちの1冊です。
2000年代初頭、学生時代に、このシリーズのことを薦めてくれた大切な人がいました。その人がきっかけでシリーズを読み進めるうちに、ドハマりしてしまいました。
このシリーズは集英社の夏のフェアで毎年文庫版が出るような形だったのですが、完結編の本書が出るまでに、7年の歳月を要しました。毎年夏を迎えては、「出てるかな?」と楽しみに書店へ向かうのですが、近年は「今年も出てないか」と悔しいやらさみしい気持ちが入れ混じった感じとなりました。だから、今年の夏を迎えて、はからずも、この本が出ていたことをたまたま入った書店で見つけた時の感動は計り知れないものがありました。
その背景について著者からすると、
p266
「”赦し”っていうのは、いったい、何なんでしょうね」
ここから先へ踏み出すことが本当に難しかった。
自分にも見えていないことを、作品にしていいのか。わかりもしないことを手探りで書いて、どこかへ辿り着けるものなのか。
その躊躇いこそが、こんなに長い間「おいコー」の続きが書けなかったことの、一番正直な理由です。
結局のところ、この『ありふれた祈り』は、”答えの見えていないこと”を”手探りで”書き綴ったものとなりました。”どこかえ辿り着け”たかどうかはわかりません。
としています。
というのも、グランドフィナーレに向かう最中、とてもとても重くて深刻な出来事を主人公である、和泉勝利を襲います。それこそ、現実世界においても答え何て出せないくらいのもの。
それに向き合うことに対する著者の苦悩がありありと、伝わってきます。
だからなんでしょうか、このシリーズの作風が大好きでした。とても瑞々しい感性に溢れた作風だからこそ、最後の最後まで・・・
著者の言葉を借りるなら、
p270
活字を追いながら、我がことのようにドキドキして頂けたなら、それほど嬉しいことはありません。
コーヒーも、小説も、同じこと。
要するに、「おいしいか、おいしくないか」、それだけのことなのですから。
と素敵な締めくくりを迎えることができました。
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長い長いお話
26年前?
作者と同い年の私 もうあの頃に戻れない
私の中で、続きが早く読みたいような
終わって欲しくないような
おいコーとガラスの仮面
そのうちの一つが終わって
寂しいような、ホッとしたような
今更ムリとは思うけど
海のそばの波音の聴こえるところに住みたい