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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/01/22
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/317p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-386706-1
読割 50
紙の本
母子月 神の音に翔ぶ
著者 麻宮 好 (著)
女形の歌舞伎役者・二代目瀬川路京は人気低迷に足搔き、師匠の初代路京が舞台上で殺された因縁の演目「母子月」を打つことに。公演を前にして、初代殺しを疑われた者たちが集まってく...
母子月 神の音に翔ぶ
母子月 ~神の音に翔ぶ~
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商品説明
女形の歌舞伎役者・二代目瀬川路京は人気低迷に足搔き、師匠の初代路京が舞台上で殺された因縁の演目「母子月」を打つことに。公演を前にして、初代殺しを疑われた者たちが集まってくる。真の下手人は誰なのか?【「TRC MARC」の商品解説】
歌舞伎役者が命を懸けて守りたかったもの。
公演中に毒殺された歌舞伎の女形――驚愕の事情と意外な下手人!
女形の歌舞伎役者・二代目瀬川路京は人気低迷に足掻いていた。
天に授けられた舞の拍子「神の音」が聞こえなくなっていたのだ。
路京は座元と帳元の強い勧めもあり、現状打破のため、因縁の演目を打つことに。
師匠の初代路京が舞台上で殺され、さらに瀬川家が散り散りになったきっかけの「母子月」だ。
子役として自分も出演した因縁の公演を前にして、初代殺しを疑われた者たちが集まってくる。
真の下手人は誰なのか?
初代はなぜ殺されてしまったのか?
終幕に明かされる真相に涙を流さずにはいられない、感動の時代小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
『恩送り』で第一回警察小説新人賞を受賞した際、満場一致、全選考委員が激賞しただけあって、筆力は折り紙付きの著者です。本作は歌舞伎の世界に浸かれるのはもちろんですが、江戸情緒も余すことなく描き込まれています。最高の読みどころは、主人公を陰ひなたで見守る、女形歌舞伎役者である初代瀬川路京の息子の心の機微。本当に俊逸です。【商品解説】
著者紹介
麻宮 好
- 略歴
- 〈麻宮好〉群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て、中学入試専門塾で国語の講師を務める。「月のスープのつくりかた」でデビュー。「恩送り」で第1回警察小説新人賞を受賞。
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紙の本
舞台中に起きた事故で大切な師匠を喪った
2024/02/25 01:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひつじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台中に起きた事故で大切な師匠を喪ったと思いきや、そこに隠された真実が主人公の二代目路京の現在にまで影響してくる、その優しさの連鎖というか、への願いみたいなものが後半に次々と明かされてきて涙を堪えるのに必死でした。
大好きだけど、守るために捨てていく、という、切なくて透明な願いと決意を叶えるために過ごした時間とか、周りの人々の気持ちとか、読んでいるこちらは感情がゆさゆさと揺さぶられて本当に大変だったけど、この感じは嫌いじゃない。むしろ、好き。
孤独がここまで人生に響き影響するのか…と震える部分もありましたが、掬われる孤独は本人次第なところも好みでした。