「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/09
- 出版社: 中央公論新社
- サイズ:20cm/188p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-12-005483-9
読割 50
紙の本
父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス
著者 ロドリゴ・ガルシア (著),旦 啓介 (訳)
20世紀を代表する作家の末期の風景とは。ノーベル賞作家であることを超え、ラテンアメリカ人全体の祖型のような存在となったガルシア=マルケス。映画監督の道を選んだ長男ロドリゴ...
父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス
父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
20世紀を代表する作家の末期の風景とは。ノーベル賞作家であることを超え、ラテンアメリカ人全体の祖型のような存在となったガルシア=マルケス。映画監督の道を選んだ長男ロドリゴが、父と母の思い出を繊細かつ誠実に綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
愛する人たちの死について書くというのは、書くということそのものと同じくらい古い行為のはずだが、いざそれをするほうに自分が傾くと、即座にことばに詰まってしまう。メモを取っておこうと自分が考えていることにぞっとなり、恥じ入りながらメモを取り、メモを修正している自分を見損なう。情動的にかき乱される原因は、父が有名な人だったことにある。書きとめておく必要をおぼえる背後には、この野卑な時代の中で自分自身の名声を高めたいという誘惑が潜んでいるかもしれない。もしかすると書きたいという呼び声に抗して、謙虚に黙っていたほうがいいのかもしれない。謙虚なふるまいというのは、実のところ、僕の一番好きな虚栄の形態なのだ。しかし、書くということに関してよくあるように、主題のほうが書き手を選んでくるという面もあり、抵抗しても無駄なのかもしれない。
――本書より【商品解説】
著者紹介
ロドリゴ・ガルシア
- 略歴
- 〈ロドリゴ・ガルシア〉1959年コロンビア生まれ。ハーヴァード大学で中世史を学んだ。映画監督・脚本家。長篇映画作品に「彼女を見ればわかること」など。
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む