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アフォーダンスの構想 知覚研究の生態心理学的デザイン
ギブソンがもたらした衝撃以降、「アフォーダンス」のアイデアを具体化した視覚・聴覚・触覚などの知覚研究と理論的仕事のなかから、最も重要でユニークなものを編集、今日の「生態心...
アフォーダンスの構想 知覚研究の生態心理学的デザイン
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商品説明
ギブソンがもたらした衝撃以降、「アフォーダンス」のアイデアを具体化した視覚・聴覚・触覚などの知覚研究と理論的仕事のなかから、最も重要でユニークなものを編集、今日の「生態心理学」研究の方法と水準を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
アフォーダンスの構想の源 | 佐々木正人 著 | 7-46 |
---|---|---|
定位の生態学理論と前庭システム | トーマス・A・ストッフレーゲン 著 | 47-78 |
視覚情報による行為のタイミング制御 | デヴィット・N・リー 著 | 87-122 |
著者紹介
佐々木 正人
- 略歴
- 〈佐々木〉東京大学大学院情報学環教授。著書に「からだ:認識の原点」など。
〈三嶋〉福井大学教育地域科学部助教授。著書に「エコロジカル・マインド」など。
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出版社からのオススメ
2004/04/13 18:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こや - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知科学に“生態的転回”を告げる最重要論文集
〈主要目次〉
0 アフォーダンスの構想の源(佐々木正人)
1 定位の生態学的理論と前庭システム(トーマス・A・ストッフレーゲン&ゲーリー・E・リキオ)
2 視覚情報による行為のタイミング制御(デヴィット・リー&デヴィット・ヤング)
3 いったい何が聞こえているんだろう? (W・W・ガーヴァ—)
4 ダイナミック・タッチ(マイケル・T・ターヴェイ)
5 ダーウィン進化論の哲学(エドワード・リード)
6 知覚-行為サイクルの熱力学的根拠(スヴェンソン&ターヴェイ)
【担当編集者から】
すっかり現代思想のキーワードになった「アフォーダンス」.ギブソンが提唱し,人間の視覚・触覚についてばかりか,進化論の考え方まで変えてしまうというこの革命的なアイディア,日本では佐々木正人先生が精力的に紹介されてきました.では,アフォーダンスという発想で,なにか研究を構想するというのは,どういうことなのか? この本は,ポスト・ギブソンの花形役者らによる,研究とユニークな解説とで構成されています.“アフォーダンス研究入門”として,長く読みつがれてもらえればと思っています.
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目からウロコの知覚システム
2001/06/05 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成田毅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
運動のシステムとともに発見される、環境に存在する知覚情報。あるいは、行為する者に対して環境が提供する、さまざまな行為の可能性についての予見的な情報。分かりやすいようでなかなか難解なのが「アフォーダンス」である。この考え方についての、重要な諸論文によって構成されたのが本書である。
従来ならば、外界を知覚する上で重要視されたのが、知覚する脳の働きであった。だが、アフォーダンスの視点からみると、脳の振る舞いよりも、知覚される外界に存在する情報の方に重点が置かれる。単なる刺激に対する反応といった系よりも、もっと複雑な環境に適応するための選択的な調整行動として、知覚を考えること。知覚をシステムとして考えることで、従来の視点が根本的に変更させるのだ。
本書は、視覚、聴覚、触覚など、知覚システムを多角的に研究するための好著である。読み応えは充分すぎるほどあるが、じっくり考えたいテーマである。