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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/06/27
- 出版社: NHK出版
- サイズ:19cm/301p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-14-081823-7
読割 50
紙の本
1964東京ブラックホール
著者 貴志 謙介 (著)
東京五輪が開催され、高度成長の象徴として語られる1964年。その実態はどうだったのか。膨大な記録映像と史資料から見えてきたのは、貧困拡大、人命軽視、首都圏の「闇」だった…...
1964東京ブラックホール
1964 東京ブラックホール
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商品説明
東京五輪が開催され、高度成長の象徴として語られる1964年。その実態はどうだったのか。膨大な記録映像と史資料から見えてきたのは、貧困拡大、人命軽視、首都圏の「闇」だった…。NHKスペシャルを書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
東京五輪が開催され、高度成長の象徴としてノスタルジックに語られる1964年。しかし、その実態はどうだったのか。膨大な記録映像と史資料を読み解き、見えてきたのは、首都の「闇」。すなわち、いまも残る、この国の欠陥だった――。
労働者搾取、格差社会、性差別、猟奇犯罪、東京一極集中、一党支配、対米依存、汚職・隠蔽、そして疫病の蔓延――。
日本中を震撼させたNHKスペシャル「東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1964年」が、待望の書籍化!
1964年、膨張を続ける首都・東京。その実相がこの本であらわになる。
■都民1000万の糞尿は東京湾沖合に流される
■赤痢、チフス、コレラが流行する疫病都市だった
■生活苦にあえぐ労働者は、みずからの血を売った
■五輪マネーをめぐって汚職が激増。都庁は「腐敗の巣窟」だった
■ヤクザの襲名披露で、自民党副総裁が祝辞を述べた
■少年犯罪は戦後のピークに。中流家庭の子弟が凶悪事件を起こす
■米軍機墜落事故が続発。ベトナム戦争は東京ではじまった
■六本木・赤坂ではスパイが暗躍し、カネと情報が交換された
■五輪閉幕後、戦後最悪の不況が訪れた
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失われた記憶をよみがえらせるための強力な手がかりは、国内外に残された一万本を超える記録映像である。フィルムに刻印された映像から得られるものは多い。さまざまな光景が時を超えて、思いがけない意味を獲得し、一九六四年のリアルが「忘却の海」から姿を現しはじめる。(略)
埋もれていた映像からよみがえるのは、繁栄の陰でさまざまな矛盾に苦しめられ、不安と焦燥に苛(さいな)まれる無数の人生だった。一九六四年の記憶の大半は、「忘却の海」に沈められていた。わたしたちは紋切り型のイメージを除けば、この年の劇的な出来事をほとんど何も知らないのである。(プロローグより抜粋)【商品解説】
目次
- プロローグ 漂白された記憶
- 第一章 東京地獄めぐり
- 1 戦慄都市
- 2 人命軽視
- 第二章 忘れられた人生
- 1 青春流転
- 2 吸血銀行
- 第三章 ブラック・ソサエティ
- 1 汚職天国
- 2 組織暴力
著者紹介
貴志 謙介
- 略歴
- 〈貴志謙介〉1957年生まれ。京都大学文学部卒業後、NHK入局。ディレクターとしてドキュメンタリーを中心に手がけ、2017年に退職。著書に「戦後ゼロ年東京ブラックホール」がある。
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1964年のもう一つの真実を知る、新たな一面を知る
2021/03/13 23:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1964東京ブラックホール 貴志謙介
今の時代の眼で、過去を観てはいけないという事を最初に感じました。
1964年以前に、東京都内で、大きな事故で生死を彷徨った家族の話を母から聞いた時、私は今の時代と同じ時代背景で起こった事と誤認識していました。
時代を知ると感じる事も見える事も違うことをはっきりと気づかせて頂いた本でした。
正直、貴志裕介と勘違いして、手にした本でした。
貴志裕介も、「黒い家」しか読んでいないのですが。
今、直面している問題を知る上で、過去に学ぶ必要を感じた本でした。
この本に記載されている本も読みたいと思います。
歴史を学ぶことが現在ではに生きる、56年前が、今と変わらないところもあり、正しく56年前の事を教えられてこなかった事に気づいた事が、この本をよんだ上で大きな事でした。