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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/07/30
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/359p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-371360-1

紙の本

日本最初の盲導犬

著者 葉上 太郎 (著)

1939年、ドイツから4頭のシェパードが日本に上陸した。失明軍人の「光」となった日本最初の盲導犬、70年の時を超えて発掘された感動秘話。【「BOOK」データベースの商品解...

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日本最初の盲導犬

税込 1,676 15pt

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商品説明

1939年、ドイツから4頭のシェパードが日本に上陸した。失明軍人の「光」となった日本最初の盲導犬、70年の時を超えて発掘された感動秘話。【「BOOK」データベースの商品解説】

日本最初の盲導犬は1939年、日中戦争による失明軍人たちの社会復帰のために導入された。ドイツから来た4頭の犬をはじめ、歴史の中に埋れていた盲導犬たちの数奇な運命を辿る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

葉上 太郎

略歴
〈葉上太郎〉地方自治ジャーナリスト。全国紙記者を経て、2000年フリーに。政策から事件までを一体としてとらえた、住民の視点からの地方自治が専門。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

盲導犬は、mate(仲間、航海士)である

2009/10/27 01:13

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ベニスの商人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1939年5月26日、ポツダムのドイツ国立盲導犬学校を卒業したばかりの、リタ、アスター(資料によってはアルマ)、ボド、ルティの4頭のジャーマンシェパードが横浜港に上陸した。出迎えたのは《カリーライス》で有名な新宿中村屋の相馬安雄氏である。

 そもそものきっかけは、しばらく前にアメリカ人大学生ゴルドン君(今の読みだと「ゴードン」か)と盲導犬オルティが日本に訪れて、2週間ほど滞在したことだ。当時の日本は、日中戦争(日華事変)を戦っていて、失明軍人がかなりの人数が存在した。そこに、ゴルドン君=オルティ号が来たのだから、失明軍人の社会復帰に役立てられないのかと、「臨時東京第一陸軍病院」の、一部の軍医が注目した。
 しかし、ゴルドン君=オルティ号は間もなく日本を離れてしまった。盲導犬育成の資料もない。では、手っ取り早いのは、盲導犬を輸入すること。それがたやすくはなかった。まだ大戦にまでは発展してはいないけれど、一応、戦時中。戦費がかさむので、“盲導犬ごとき”を輸入するのは、申請しても却下。シェパードそのものは、陸軍で採用されていて、「軍用犬」として、活躍していたのだから、「軍用犬」なら、よかったのだろうが、盲導犬は用途が違う。“無駄遣い”としか思われなかったのだ。そこで、病院長は方法を考えた。直接、輸入ができないなら、民間人が輸入して、それを陸軍(国)に献納するのはどうだろうか。
 シェパード犬団体はもともと「日本シェパード倶楽部」というのがあったが、後発の「帝国軍用犬協会」と合体させられ、改めて愛好家だけによる「日本シェパード犬協会」が分離した経緯があった。「帝国軍用犬協会」の設立目的は、民間所有のシェパードを、軍用犬にさせること。だから「帝国軍用犬協会」に頼めば、輸入できたとしても軍用犬にされるのがオチ。相馬安雄は愛好家の団体「日本シェパード犬協会」の会長であった。そこで、病院長はそちらに頼むことにした。
 相馬家は代々の篤志家。有名なのはインドの独立運動家のラス・ビハリ・ボースの亡命を助け、自宅にかくまっていたこと。ちなみに、「カリー」のレシピはそのとき伝えられたという。それはさておき、国のために光を失った人たちのための研究とあれば、援助を惜しむことがあろうか。ましてや、大好きなシェパードだ。いろいろあって、すんなりとはいかなかったが、なんとか輸入にこぎつけた。
 ドイツで犬のほうは、初歩訓練を済ませてきたというもの、人間のほうはゼロからのスタート。そこで人間の“基礎訓練”をするために、「日本シェパード犬協会」の会員が最初の2カ月ほどは家に連れ帰って暮らし、盲導犬との付き合い方を学んだ。もちろん、会員は健常者。相馬はボドを担当した。2カ月の“訓練”が終わり、晴れて、献納。次いで、「臨時東京第一陸軍病院」外科第2病棟に入院中の、失明した患者(兵士)が、それら盲導犬の“管理”を命じられた。つまり、まだ研究段階なので、盲導犬を与えられたのではなく、あくまでも“管理”なのである。
 
 4頭はいずれも、退院するときに、皇后陛下(香淳皇后)の命により、そのまま下賜され、パートナーに可愛がられ、彼らもそれに応えてくれた。しかし、なにせ時代が悪すぎた。大戦に突入して、人間が満足に食べられないのに、犬の分が十分に賄える訳がない。ある犬は行方不明、またある犬は餓死。餓死しないまでも、やせ衰えた。加えて、戦後のどさくさで、記録をまとめて残すことは思いもよらなかった。やっと、まとめられたのが、本書なのである。

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2009/10/28 09:06

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2010/01/09 15:34

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2009/10/05 13:56

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2014/04/03 09:43

投稿元:ブクログ

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