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紙の本
人が走るとき 古典のなかの日本人と言葉
著者 稲田 利徳 (著)
古典文学解読の方法をどう養うか−。卓抜な推論と緻密な実証を絡め、古典文学に躍動する日本人の特性や、文学作品の言葉・表現の背後に潜在する心情などを鮮明にする。著者の古典学の...
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商品説明
古典文学解読の方法をどう養うか−。卓抜な推論と緻密な実証を絡め、古典文学に躍動する日本人の特性や、文学作品の言葉・表現の背後に潜在する心情などを鮮明にする。著者の古典学の舞台裏がわかる贅沢な一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
現代的な感覚で読みすごせない、古典文学に点描される人の行動や動作や、言葉に着目すると、そこには様々な思惑が込められているのが見えてくる。
本書が提供するのは、それらを念頭においた、古典文学を解読、感受することの肝要さ、つまり古典文学解読の視点、である。
本書所収の論考には「微視的なものに着眼し、仮説、考証を論理的に重ねながら、より大きな問題へと展開してゆく研究方法」が通底する。
稲田利徳の古典学の方法を知るエッセンスがふんだんに織り込まれた、贅沢な一冊。サブタイトルの日本人論とは、本書の全体を緩く結びつける透明な糸であり、内実は、古典文学を解読、感受する方法論の書ともいうべき本。
卓抜な推論と緻密な実証を絡め、古典文学に躍動する日本人の特性や文学作品の言葉・表現の背後に潜在する心情などを鮮明にする、魅力溢れる書です。【商品解説】
目次
- 序言
- 第一章 人が動く景観
- 第一節 人が走るとき--王朝文学と中世文学の一面--
- 第二節 人が馬から下りるとき--『伊勢物語』の世界--
- 第三節 人が雨に濡れるとき--愛の証と風流心--
- 第二章 言葉の森
著者紹介
稲田 利徳
- 略歴
- 〈稲田利徳〉昭和15年愛媛県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得。岡山大学名誉教授。文学博士。専攻は中世文学。著書に「正徹の研究」「和歌四天王の研究」「西行の和歌の世界」など。
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