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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.8
- 出版社: 現代思潮新社
- サイズ:20cm/150p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-329-00413-5
紙の本
プーチンの謎
ロシアの政治家の中で最も意外で謎めいた人物と言われているウラジーミル・プーチン。彼がロシア連邦政府議長ポストに任命された直後から、ロシア連邦大統領の地位に就くまでの足跡を...
プーチンの謎
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商品説明
ロシアの政治家の中で最も意外で謎めいた人物と言われているウラジーミル・プーチン。彼がロシア連邦政府議長ポストに任命された直後から、ロシア連邦大統領の地位に就くまでの足跡を辿り、リーダーとしての才能と資質を指摘。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロイ・メドヴェージェフ
- 略歴
- 〈メドヴェージェフ〉1925年トゥビリシで生まれる。60年代より「反体制」運動に積極的参加。91年労働社会党メンバーに選出され93年には共同議長。10数冊の邦訳がある。
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紙の本
現時点で最もレベルの高いプーチン論で,ロシアの今後を占うための有力な手がかりになる
2000/12/28 12:16
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:斉藤 哲 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の表題と似合わぬ本格的なプーチン論。首相・大統領代行時代の行動やマスコミ等による批判と,その後の情勢推移を比較検討して,時代の要求に合った大統領の才能,資質を摘出している。著者は旧ソ連時代に反体制派の代表格として国内外に知られ,現在は左派の論客になっているが,左派勢力のプーチン批判を根拠のなしと断じ,旧KGB(国家保安委)には個人的に痛い目にあっているというのに,プーチン氏のKGB勤務経験に対する多くの批判的論評をしりぞけ,むしろ好意的に評価する。
最近の国内経済立ち直り気配については「重要な要因」が国際市場での石油価格上昇だとしながらも「唯一のものではない」と綿密に分析している。またカリスマ性が不足しているとの指摘に反論して「プーチンにカリスマが・・・現れ始めた」とも言う。結果的に礼賛めくところがあり,また特に前半部分は著者一流の少し難解な表現があるものの,間違いなくロシアの今後を占うための有力な手がかりになる本だろう。
(C) ブッククレビュー社 2000