紙の本
最後のページでより次が・・・
2024/03/27 20:47
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活保護を不正し受け取っている家庭に育った少女。
早くから家から出て自力で生活。いかにリッチになるかと先人たちから色々と教えを頂き、少しずつ自分なりに向上する生活を目指す。
そして最後はハッピーエンド?!と思っていると、アレッ、どうなるの・・・という終わりかた。
気になる。その一言。
紙の本
生きる力とは
2022/12/31 05:51
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活保護で暮らす大家族から逃げ出した天使(エンジェル)はキャバ嬢をやめて、老人が長逗留するビジネスホテルの清掃員になる。
昔勤めていたキャバクラのビルオーナー光子と知り合い、一発逆転の方法を教えてもらうために
両親も祖父母も生活保護で暮らしている家族は「働いたお金でやりくりする」という事を知らない。
光子の教えてくれた事は特別な事ではないが、エンジェルにとっては新たな挑戦だった
賛否わかれるラストのエンジェルの行動だが、それも含めて光子の教えだったのかもしれない。
紙の本
お金の恐ろしさ
2023/07/19 17:14
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁と帯から、もっと明るい話かと思っていた。
生活保護や高齢者の住まい、ネグレクトなど社会問題となっていることを取り上げていたり、投資について詳しく書かれていることは勉強になったが、終始暗い気持ちに…
最後、唯一の友達だった加藤に何を求めようとしたのか。
天使はお金のことを学ぶと同時に人間性も変化しているのだと希望をもっていただけに、少し残念。
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3世代にわたる生活保護受給で、働いて生活する方法を知らない天使(えんじぇる)。その境遇の不幸さは可哀想だと思うが、どこか投げやりに生きている天使には共感できなかった。ところが、老人ホテルに滞在する光子に近づくことで、生きる術を学んでいく姿は好感が持てたし、応援したくなる。まずは生活費の節約方法、そして不動産運用、投資の方法…正社員としても採用されて、貯金も増えて、順風満帆に転換するかと思いきや…
なかなか安心させてくれないストーリーの展開に、ハラハラして一気読み。不穏さを残すラストには、「え、これで終わり?!」と思ってしまった。でも、これがリアルなのかも。いくら生活が立て直りかけても、それからの選択によって幸せにも不幸にもなる。天使には幸せになれる選択をしてほしいと願わずにはいられない。
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そのホテルの1階には、長期滞在の老人ばかりが住み着いていた。まだ介護の必要はなく、金に困ってもいないが、それでも行く場所のない人々だ。子供7人の大家族の末っ子・日村天使は、顔見知りの綾小路光子がそのホテルに住んでいることを知り、清掃員として潜り込み彼女に接近するが……。
酷薄な環境に生まれ育った天使のピカレスク小説かと思って読み進めていたが、だんだんと違う方向にずれていった。原田さんの犯罪小説も読んでみたい気がするが、これはこれでありかな。おもしろかった。
NetGalleyにて読了。
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生活保護を受給する大家族で育った天使は、キャバ嬢時代に知り合った投資家の綾小路光子と再会する。訳あり老人たちが長逗留するビジネスホテルにひっそりと暮らす光子の指南で、極貧人生から抜け出そうと、生きるノウハウを学ぶことになるが……。秘密を抱えた二人の「投資版マイフェアレディ」!
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まだ続きがありそうな終わり方だったかなぁ。
天使ちゃんは、その後お金持ちになったのか気になります。
綾小路さんは、望む通りの最期が迎えられたと思うので、天使ちゃんのおかげですね。
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えぇーーーっ!!
最後が1番ドキドキで終わった。
原田ひ香さん好き。
細かいお金の話とか
つみたてNISAのことも分かりやすく載ってて、
まぁ結局お得意の不動産投資の話もあって
ぐんぐん読めました。
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ラストがよくわからない。極貧の少女が出会った老人達と関わって行くうちに、不動産投資をはじめとしてお金の貯め方や生き方を学んで生活を立て直していく物語だと読み進めたが、この物語の結末は、うーん犯罪では?
ここから老女に教わったように事を進めるわけ⁈出だしは犯罪から?「三千円の使い道」や、「財布は踊る」も読んだあとだけど、なかなかブラックな中身で、刺激的でした。天使さんの今後が見てみたいなー。
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やはり生々しい文章が得意な作家さんである。
スレスレ生活保護を受けている子沢山家族の末っ子の天使(エンジェル)が主人公。
登場人物かかなりの曲者多しで、サーカスの猛獣使いを見ているよう‥でも、猛獣使いは一体誰だ?
モヤモヤ読了感。
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この著者の他の本が面白かったので、読んでみた。
いわゆる貧困の連鎖みたいな家庭で育った24歳の主人公の女性が、キャバクラで知り合った資産家の高齢女性にお金を稼ぐ方法を聞くために、その高齢女性が住んでいるホテルの清掃のバイトを始めて人生が変わり出すという話。
ネグレクトというか、無責任な両親のもとで育った子供たちが同じような貧困の人生を歩んでいくというのがリアルである。この主人公はそこから抜け出そうと自ら行動を起こすのだけど、流されるまま生きてしまう人が多いと思う。
投資をするための資金をまず作るというのがすごくわかりやすくて、この主人公じゃなくても誰でもできることで、行動を起こすかどうかが人生の分かれ目なんだなと思った。
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主人公の天使(えんじぇる)は、生活保護受給大家族の末っ子として育ち、テレビにさらされながら育った過去がある。生活保護を受け続け怠けるためにばかり知恵を使う母のもと、周りから「育ちが良くない」と言われながら生きてきた彼女は、自分も目標も努力もせずに日々を過ごしていた。でもある日、過去に勤めていたキャバクラのビル主であった老女を見つけ、「あんたでもお金持ちになれる」という言葉の意味を知るために、天使は彼女が泊まり続ける「老人ホテル」と呼ばれるホテルに清掃バイトとして潜り込む…
お金持ちになりたい。
その、シンプルで単純で純粋な主人公の思いが、女だてらに不動産投資で財を築いた老女に変化をもたらす。そして主人公も、学びによって視界を開き、性格までも変えていく。
お金は不思議だ。道具でありながら、環境をつくり、変え、人を育てる。
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不動産経営でお金を増やすハウツー話・・・、あれ!?最近も同じような話を読んだようなと、思い返してみれば、同じ作者 原田ひ香さんの「財布は踊る」だった。
同じ年に同じ内容で2冊も本書くんだ!と、単純に驚いた。
で、2冊とも同じなんだけれど、お金は手に入れたかもしれないけれど、幸せは手にしていないのよね。
お金は、家族とか自分の幸せのために必要なものだけれど、手段であって目的じゃない。二人とも家族との楽しい時間をお金儲けの時間にしてしまい、何のためのお金なのかな?と。
とはいえ、幸せな暮らしのためには、お金は必要。
子供のころからずっと不幸だった天使が、これから普通に幸せに暮らしていけたらいいな・・・と思いながら読んでいたラスト。あれ、作者さんがどういう意味で書いたのかいまいち理解できない。
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今回もお金の勉強になりました。
どこにどれだけ使ってるか可視化することの大切さを実感した。お釣りにこだわることの大切さも。
天使はホテルで働き始めて、一階の老人ホテル暮らす人達と出会う。光子さんや幸子さん、大木さんと出会い、成長したはずなのに。
最後はダメじゃない?
光子さんに恩を仇で返したよねと落胆した。
でも続編があったら、光子さんは防御策をうってそうだな。天使じゃないじゃん。バチが当たる
いやそれより、親の教えって大切かも。
そして、人の親になる責任の大きさを実感した。
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序盤、主人公の口が悪いので読んでいて疲れてしまい、読み切れるか心配だったが面白かった。ラストは確かにあの終わり方でなくても良かったと思う。
個人的には、ある程度お金を持っている人が生活水準を上げずにお金を大切にする姿がとても好きなので、読んでるだけで身が締まるというか、大事にしたい考え方だった。
お金はいい意味でも、悪い意味でも、人を変えてしまう。もしくは、人の本性を炙り出してしまう。