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商品説明
戦後文学の頂点を極めた作家、大江健三郎。半世紀以上にわたり書き継がれた数々の作品と発言を隅々まで渉猟し、相互に影響し合った作品と時代の関係を丹念に解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
文学と時代の相克
生誕から現在まで、戦後文学の頂点を極めた作家の全貌に迫る
四国の山深い地に生まれ、上京後まもなく東大生作家としてデビュー、23歳で芥川賞を受賞、1994年にはノーベル文学賞受賞。華々しい活躍とともに時代の寵児となった小説家は、核や憲法九条など戦争と平和をめぐる問題について社会的発言を続けた知識人であり、オピニオンリーダーでもあった。本書では、半世紀以上にわたり書き継がれた数々の作品と発言を隅々まで渉猟し、相互に影響し合った作品と時代の関係を丹念に解き明かしていく。気鋭の戦後史研究者が挑む、画期的評伝。
「本書は、大江健三郎の文学と発言とを辿りながら、戦後日本社会を論じていくが、大江に注目するのは、単に彼が「有名人」だからではない。そうではなくて、大江自身が、近代日本をめぐる思想史的関心を持続させてきたからこそ、彼を軸にすることができるのだ。より具体的に述べると、「共同体」と「超越性」という二つの概念を意識しながら、大江の試みを戦後史のなかに置き直していく。その上で、大江健三郎を主人公にして戦後日本社会の諸問題や論点とその変化を記述したい。」(本書より)【商品解説】
目次
- はじめに
- 大江健三郎の存在感/本書の問題意識と構成
- 序章 四国の森から東京へ――一九三五~一九五七年
- 家庭内教育と学校教育/本との出会い/モラルとしての憲法/最初の詩と松山での生活/東大時代の習作と「火山」/英詩からの影響/フランス文学との出会い
- 第一章 「政治の季節」のフロントランナー――一九五七~一九六三年
著者紹介
山本 昭宏
- 略歴
- 〈山本昭宏〉1984年奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。神戸市外国語大学総合文化コース准教授。著書に「核エネルギー言説の戦後史1945−1960」「希望の歴史学」など。
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