「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:高校生 一般
- 発売日:2017/11/22
- 出版社: 創元社
- サイズ:21cm/159p
- 利用対象:高校生 一般
- ISBN:978-4-422-44010-1
読割 50
紙の本
宮沢賢治の地学教室
著者 柴山 元彦 (著)
地学の先生でもあった宮沢賢治の作品には、地学的なテーマや表現がふんだんに盛り込まれています。それを引用し、森の学校のケンジ先生と動物の生徒たちとの会話形式で、高校地学の基...
宮沢賢治の地学教室
宮沢賢治の地学教室
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
地学の先生でもあった宮沢賢治の作品には、地学的なテーマや表現がふんだんに盛り込まれています。それを引用し、森の学校のケンジ先生と動物の生徒たちとの会話形式で、高校地学の基礎を解説します。カラー図版も豊富に収録。【「TRC MARC」の商品解説】
宮沢賢治の作品に織り込まれた地学の知識を手掛かりに、高校までの地学の基礎を学び直せる、新感覚の参考書。作品を引用しながら、関連する地学の基礎知識を多数のカラー図版とともに解説します。
地学の苦手な文系のあなたも、文学好きの理系のきみも、森の動物たちのためにケンジ先生がひらいた地学教室に遊びに来ませんか。
《本書の特長》
◆「銀河鉄道の夜」「グスコーブドリの伝記」「楢ノ木大学士の野宿」など、多く宮沢賢治の作品を引用。そこに描かれている地学の世界をひもときながら、関連する地学の基礎知識を学べます。
◆宇宙、地球、鉱物、地史、気象と高校の基礎地学に合わせた5章立てで、学校での学習時も参照しやすくなっています。
◆オールカラーの図版をたっぷり用い、話題のスケールが大きく全体を把握しづらい地学の内容を、視覚的に理解できるようにしました。
◆新しいテーマへの導入や、やや複雑な内容、学習者が抱きがちなちょっとした疑問などは、動物の生徒たちとケンジ先生との会話でフォロー。「わからない・むずかしい」のストレスを減らせるように工夫しました。
◆本書を通じて地学の基礎知識を身につけ、ふたたび宮沢賢治の作品を読み返せば、これまでとは違った発見や味わいがあることでしょう。
***
星空をめぐる列車の旅を描いた「銀河鉄道の夜」や、独特のリズムを持つ風の歌が印象的な「風の又三郎」、素朴で愚直な生き方への憧れを歌った「雨ニモマケズ」など、宮沢賢治の作品は、現在も多くの人に読み継がれ、愛されています。
国語の教材や芸術作品のモチーフ、映画の原作などにもしばしば使われていますから、詩や童話の一節なら、誰しもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。
いっぽう賢治は、作家であると同時に、非常に熱心な地学(地球惑星科学)の研究者でもありました。
子どもの頃から「石ッコ賢さん」と呼ばれるほどの石好きで、岩手山に登って好物を集めたり、イギリス海岸と名付けた北上川の河床で化石の観察をしたり、故郷周辺の地質調査をしたりしていました。
また、賢治が生きた時代、東北地方は地震や津波が集中したり、天候不順による凶作が起ったりと、自然災害に翻弄されました。
不作に苦しむ農民を助けるため、賢治は地質や肥料の研究にいそしみ、病気に冒されながらも、死の前日まで農民たちの相談にのっていました。
そうして得た地学の知識や、厳しい自然に直面して感じた畏敬や素直なおどろきを、賢治は多くの作品に織り込んでいます。
賢治の文学が持つ深遠な世界観は、地学を通して世の中を見つめた結果、生まれたと言っても過言ではないかもしれません。
本書は、賢治がさまざまな作品に埋め込んだ地学の知識を発掘しながら、それに関連する地学の基礎知識を学べる新感覚の参考書です。
舞台は森の学校。宮沢賢治の大ファンであるケンジ先生が、賢治の作品集を片手に、動物のたちに楽しく地学を教えています。
あなたもぜひ生徒のひとりなって、地球や宇宙のしくみを学んでみませんか。【商品解説】
目次
- <おもな目次>
- はじめに
- 1限目 宇宙のしくみ
- 1. 太陽系
- どんな星があるの?/惑星ってどんな星?/太陽系の誕生/なぜ地球にだけ生命がいるの?
- 2. 太陽
- 太陽の構造/太陽は何でできているの?/太陽の光を分析しよう/太陽の活動
- 3. 星
著者紹介
柴山 元彦
- 略歴
- 〈柴山元彦〉1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。自然環境研究オフィス代表。理学博士。地盤・地下水環境NET理事。著書に「3D地形図で歩く日本の活断層」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
二つの教養が学べて一石二鳥!
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
「地学」を習ったのは中学まで、という人は多いだろう。
日本は地域ごとの地形や気候の多様な自然現象がみられる国である。
同時に自然災害も多い国でもある。
自然を理解する「地学」の知識があれば、各地への旅行がより楽しくなるだろうし、
災害をはじめ「自然」を適切に畏れる事ができるだろう。
「宮沢賢治」は知っているけれど、文中の一節を諳んじている人は少ないだろう。
ましてや宮沢賢治は地学の先生でもあり、作品中に地学のテーマや表現が
ふんだんに盛り込まれている事を知っている人はさらに少ないだろう。
でも教科書でいくつかの作品を読んでいるはず。
懐かしく思う一節や、年を重ねたからこそ気付く事もあるだろう。
それに会話や文章に、宮沢賢治を引用したらスマートだと思わない?
一粒で二度おいしい珠玉の一冊。読んで面白かった方には著者は違うが
「賢治と鉱物」工作舎 もおすすめ。もしくは宮澤賢治の作品を読み返すのはいかが?
紙の本
わかりやすい
2018/05/28 19:01
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮澤賢治の作品には、高校で学ぶ地学のテーマや表現がたくさん使われていますが、わかりやすく説明してくれています。
紙の本
「石っこ賢さん」
2019/11/16 21:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮沢賢治の作品を引用しながら、科学の知識について簡潔に説明する一冊。内容は、タイトルの地学のみならず、宇宙まで多岐に及びます。