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商品説明
攘夷・開国から日清・日露の戦役を経て開戦まで。久米邦武、陸奥宗光、小村寿太郎、吉田茂など、国運を一身に背負い、「言葉による戦争」を最前線で担った人々の記録と回想を読み解く。『外交フォーラム』連載を元に単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
19世紀半ばに開国した近代日本にとって列強諸国との交渉は国運を左右した。それを担った外交官が遺した日記や報告文、回想録を読み解き、時代の肖像画を描き出す。【商品解説】
著者紹介
芳賀 徹
- 略歴
- 〈芳賀徹〉1931〜2020年。文学博士(東京大学)。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。「絵画の領分」で大佛次郎賞、「文明としての徳川日本」で恩賜賞・日本芸術院賞受賞。
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紙の本
ありきたりな知識をこえ、歴史を文学として堪能できる
2020/10/08 15:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸幕末から昭和初期まで波瀾万丈の国際舞台で活躍した日、英、清、仏の外交官たちの多彩な著述を取り上げ、彼らの異文化理解と文学性を堪能させてくれる。日本の文学と文化それぞれを「外からの眼」により比べ、つなげる「比較文学比較文化」という新しい学問を著者は打ち立てた。本書は、その本領が輝く。日本と海外の交流にかかわった文章をじっくり読み、文学史と文化史の両方に位置づけ、近代への読者の理解を深める。十人近くの日本人外交官と、オールコック、クローデルなど四人の駐日公使・大使や参事官を列挙してみると、なるほどいずれも文雅の趣をよく解した人たちばかりである。岩倉使節団の『米欧回覧実記』の漢文読み下し文体も著者の手にかかると、たちまち生彩を放ち、どの断片的な記述も一瞬にして輝きを取り戻す。