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せんそう 昭和20年3月10日 東京大空襲のこと
わたし(千恵子)は東京・浅草の洋品店で育ちました。チーコと呼ばれていました。兄弟たちは疎開し、父親は戦争にいってしまいます。1945年3月の寒い、風の強い夜、なんの前ぶれ...
せんそう 昭和20年3月10日 東京大空襲のこと
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せんそう 昭和20年3月10日東京大空襲のこと
商品説明
わたし(千恵子)は東京・浅草の洋品店で育ちました。
チーコと呼ばれていました。
兄弟たちは疎開し、父親は戦争にいってしまいます。
1945年3月の寒い、風の強い夜、なんの前ぶれもなくやってきたB29爆撃機の大軍のために、焼夷弾で町中が焼かれ、わたしは母親と、母親が縫って作ってくれた人形をもって、無我夢中で逃げました…
10万人以上が一夜で亡くなった、世界最大の空襲・東京大空襲。
本書は、作者みずからの体験をもとに描かれた、初の本格的な東京大空襲の絵本です。
作者の塚本千恵子が少女時代に体験した、この空襲において、母親の犠牲により一命をとりとめた実体験を、息子の画家・塚本やすしが絵本にまとめました。
目次
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紙の本
3歳児にも伝わった、戦争の悲しみ
2014/12/30 16:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おかあさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
【 内容紹介 】
浅草で育つ千恵子は6歳でした。
兄たちは疎開し、身体が弱い父親も戦争にいってしまいます。
1945年3月の寒い、風の強い夜。
なんの前ぶれもなくやってきたB29爆撃機の大軍による焼夷弾で街中が焼かれ、母親が縫って作ってくれた人形をもって、母親と2人で夢中で逃げました…
10万人以上がたった一夜で亡くなった、東京大空襲。
この本は作者の実体験をもとに描かれています。
この空襲において、一時は炎に包まれた作者ですが、母親の犠牲により一命をとりとめました。
6歳の少女が体験するにはとても重く、悲しい現実です。
しかし、日本人として忘れてはならない、知っておくべき出来事でもあります。
【 3歳児の反応 】
3月10日は次男の誕生日です。
本屋さんで「ボクの誕生日の本だ!」とニコニコ顔で手に取った次男。
家で繰り返し読んでほしがり、毎回真剣な表情で最後まで聞いていましたが、最後にぽつりと言いました。
「戦争は、ダメだよね。大事な家族がいなくなっちゃうから」
3歳でも、きちんと心に響いたようです。
余談ですが、私の父も7歳の時、作者と同じ東京市本所区で東京大空襲に巻き込まれました。
この本を読んでから、父に東京大空襲の時の話を聞きました。
皆が逃げる際に頭に被った、布団の綿についた火の粉が夜空に舞い上がり、夜空はとても綺麗に見えた…でも、足元を見ると、昼間笑顔で会話した近所の人が焦げて倒れている。
その上を踏んででも走って逃げなくてはならなかったんだ、と言いながら、黒く焦げた火傷の跡を触っていました…
戦争は、悲しみを産み出すものなのだと改めて感じました。
紙の本
せんそう
2019/08/12 19:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争というのはどういうものなのかを、子供にもわかるように描かれ提案すが子供だましにしていないところがよかった。