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紙の本
科学立国の危機 失速する日本の研究力
著者 豊田 長康 (著)
失速する日本の研究力。論文数(人口あたり)や研究者数(FTE)など、いずれも先進国で最低のレベル。そんな日本の競争力低下の実態を、徹底したデータ分析により解明し、科学技術...
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科学立国の危機
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商品説明
失速する日本の研究力。論文数(人口あたり)や研究者数(FTE)など、いずれも先進国で最低のレベル。そんな日本の競争力低下の実態を、徹底したデータ分析により解明し、科学技術立国再生の設計図を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
科学・工学分野の論文数・日本は6位に後退、中国が初の首位
「日本の科学力失速、地位危ない」と英ネイチャー誌が警告!
論文数(人口あたり)、大学の研究資金・研究者数、博士課程学生数……
いずれも先進国で最低レベルにまで急落した日本。
日本の科学研究の現場でいま何が起こっているのか。どうすれば競争力を取り戻すことができるのか。
科学力・研究力の低下は、10年後、20年後の社会・経済にどのような影響を及ぼすのか。
国立大学財務・経営センター理事長として、大学経営の実態や研究現場の声を徹底リサーチした著者が
日本の科学研究力の実態を明らかにするとともに、失速の原因、再生の青写真について、豊富なデータをもとに明らかにする。
【商品解説】
「日本の科学力失速、地位危ない」と英ネイチャー誌が警告! 急落する実態、その要因、再生の青写真を解説する【本の内容】
目次
- 序 章 失速する日本の科学研究力
- 第1章 学術論文数は経済成長の原動力
- 第2章 日本の科学研究力が危ない――ノーベル賞ゼロ時代の危機
- 第3章 論文数は“カネ”次第――なぜ日本の論文数は減っているのか
- 第4章 政府の科学研究政策はどうあるべきか
著者紹介
豊田 長康
- 略歴
- 〈豊田長康〉大阪大学医学部卒業。鈴鹿医療科学大学学長。三重大学名誉教授。元独立行政法人国立大学財務・経営センター理事長。
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日本の科学研究
2019/04/12 08:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人のノーベル賞受賞者インタビューでは、日本の科学研究体制の劣化を憂う発言がみられる。本書はそのような日本の科学技術研究力の実態についてデータを丁寧に整理分析し、考察を行ってまとめた警告・提言の書である。
著者は、日本の惨憺たる研究の低下に対して、学術論文数を増やし、論文の質を高め、産学連携を推進してイノベーションを起こし、海外諸国と競うためには海外先進国並みに人口あたりの研究従事者を増やし、人的・資金的研究環境を整えることが欠かせない、と述べている。
大学や国の研究機関の関係者ではないが、多少の関わりがあったので事情については知っているつもりだ。著者の説明には説得力がある。厚労省をみるまでもなく政府機関の統計データの取扱やその解釈力は心許ないが、関係省庁職員には読んでもらいたい本である。
そもそも失われた20年、30年の日本経済の低迷が事の発端なのだが、このことですら、的確な現状把握と適切な対応、対応処方箋の効果検証などが確実に行われてこなかったツケの1例だと思う。その影響は大学研究機関だけではないのだが、とりあえず、少なくも文科省職員はじめ関係者、政府の審議会委員等の必読の書としてほしい1冊である。