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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2022/06/01
- 出版社: 童心社
- サイズ:20cm/310p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-494-02077-5
紙の本
ちいさな宇宙の扉のまえで 糸子の体重計 続
おいしいものを食べることが生きがいの糸子、同級生の良子、まみ、径介、転校生の恵。小学校6年生になった糸子たちは悩み、うらやみ、ときにぶつかって…。そして迎える、卒業式。「...
ちいさな宇宙の扉のまえで 糸子の体重計 続
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商品説明
おいしいものを食べることが生きがいの糸子、同級生の良子、まみ、径介、転校生の恵。小学校6年生になった糸子たちは悩み、うらやみ、ときにぶつかって…。そして迎える、卒業式。「糸子の体重計」の続編。【「TRC MARC」の商品解説】
細川糸子と同級生の、町田良子、坂巻まみ、滝島径介。そして、転校生の日野恵。この5人の視点で語られる、5つの物語。
6年1組・細川糸子。がさつで粗雑と言われるが、そのまっすぐな言葉は、かかわる人に時に大きな影響を与えることを、当の本人は知るよしもない。おいしいものを食べることが生きがい。
糸子が盲腸で入院している間に転校してきた日野恵。糸子との距離をグイグイつめて親友であろうとするが、糸子にはその真意がはかりかね、消耗するばかり……。転校すればリセットできる。新しい自分になれる、そう思っていたけど、わたしはニセモノの仮面をかぶっていただけ。そんなわたしに本当の友だちなんてできるはずがない。
町田良子。才色兼備でクールな一面の裏で、糸子との出会いによって、他者とかかわる心地よさに気づき、あるべき自分を探し求める。思いはことばにしなきゃ伝わらない。わたしもいつかきっと。
坂巻まみ。町田良子に憧れる気持ちの真ん中にある、自分自身の感情に気づき、疑い、うろたえて、やはりそうなんだと自覚し向き合う。いまはまだこの思いを言葉にして伝えることはしない。でもいつか、自分自身を好きになれたらそのときは。
滝島径介。母は深夜までスナックで働いている。アパートでふたり暮らしの生活。思いがすれちがう日々。話をしよう。母さんの気持ちを聞いて。オレの思いを伝えて。母さんに大事なことをあきらめてほしくない。オレもオレが幸せになることをあきらめたりなんてしない。ちょっと図々しくなればいい。だいじょうぶ。
前作『糸子の体重計』では5年生だった子どもたちは、6年生になった。
相変わらず、小さなことでいじけて、羨んで、けんかして。
うじうじ悩んで、転んだりへたりこんだり、だれかのせいにしたり、逃げたり。
そして迎える、卒業式。【商品解説】
収録作品一覧
ディスタンス | 14−69 | |
---|---|---|
リセット | 70−121 | |
チョイス | 122−175 |
著者紹介
いとう みく
- 略歴
- 〈いとうみく〉神奈川県生まれ。「季節風」同人。「糸子の体重計」で日本児童文学者協会新人賞、「空へ」で日本児童文芸家協会賞、「朔と新」で野間児童文芸賞受賞。
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