女たちの審判

投稿元：

レビューを見る

小説において、外的な描写ではなく、また内的なモノローグでもない言葉によって、人物が立体的に立ち上がってくるという経験を初めてしました。

投稿元：

レビューを見る

ある少年が殺人を犯し、最終的には死刑になるのだが、その死刑囚の母親が裁判官に復讐しようとする話。刑務官たちの目を通して物語は進んでいく。初めの２章くらいは、それぞれの刑務官からの目線で物語が進み、刑務官がハト行為をしたりするあたりはハラハラしながら読めたが、物語が終焉を迎えるに従ってなんとなく尻つぼみな印象を受けた。

投稿元：

レビューを見る

ある死刑囚を取り巻く人々の物語で日経小説大賞受賞作とあったので、期待して読んだが正直残念な作品だった。
登場人物が次々と変わり、時間や状況も都合よく一気に飛んでしまうように感じた。もっと踏み込んで描いて欲しい部分がサラッと飛ばされてしまうのが、読者としては拍子抜けに感じてしまった。
タイトルの意味も最終章がそうあるだけで、唐突過ぎる気が・・・
この前に読んだのが死刑囚と向き合った「教誨師」ドキュメンタリー作品だっただけに、この作品が薄っぺらく思えてしまい残念でした。

投稿元：

レビューを見る

題名に「女たち」とつけるほど、物語の中で女は強調されていなかったかな？
刑務官という馴染みのない職業が描かれていて、それが知ることが出来たのは面白かった。

土橋くん、どうなったんだろう？
ってのが、一番気になるところ。

投稿元：

レビューを見る

初読みの作家さん。刑務官、刑務所、普段関わりがないので、興味深く読み進めた。

とにかく装丁が怖すぎ。

投稿元：

レビューを見る

なんで梶山が殺人を犯したのか？にまったく触れることなく終わってしまったので、共感も反発もできずじまい。少し期待はずれだった。

投稿元：

レビューを見る

極刑を受けた男が家族や友人、裁判官、刑務官の人生まで変えていく。死刑囚の心情や行動は、その人々によって語られるが、実際にどうしているのか、どう思っているのかはわからない。女性刑務官は違反行為をし、男性刑務官は友人になった。恋人だった女性は子どもを宿していた。関係する人々が出会い繋がっていく。