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紙の本
スペインの家 三つの物語 (白水Uブックス 海外小説の誘惑)
著者 J.M.クッツェー (著),くぼた のぞみ (訳)
それまでの暮らしに別れを告げて国外に移り住む心づもりを皮肉とユーモアを交えて描く「スペインの家」のほか、「ニートフェルローレン」、ノーベル文学賞受賞記念講演「彼とその従者...
スペインの家 三つの物語 (白水Uブックス 海外小説の誘惑)
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商品説明
それまでの暮らしに別れを告げて国外に移り住む心づもりを皮肉とユーモアを交えて描く「スペインの家」のほか、「ニートフェルローレン」、ノーベル文学賞受賞記念講演「彼とその従者」の3篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
本邦初訳のノーベル文学賞受賞記念講演を収録!
クッツェーが南アフリカからオーストラリアへ移住して、ノーベル文学賞を受賞した時期に書かれた珠玉の3篇。
「スペインの家」:それまでの暮らしに別れを告げて国外に移り住む心づもりを、皮肉とユーモアを交えて描く。
「ニートフェルローレン」:幼い頃から暮らした土地への〈失われない〉愛と惜別の思いが滲むと同時に、解放後の南アフリカが経済的には理想と異なる方向へ進んでいくことへの失意が、喪失感とともに語られる。
「彼とその従者」:かつてはイギリスの植民地だった土地で生まれ、英語を第一言語として育ち、英語で作品を書くクッツェーが、ロビンソン・クルーソーの物語と自身の体験を寓意に織りこんだノーベル文学賞受賞記念講演。2003年12月、ストックホルムでクッツェーはこの講演を行ない、聴衆を大いなる疑問符のなかへ置き去りにした。その全文を、日本の読者に初めて紹介する。【商品解説】
幼い頃から馴染んだ土地への“失われない”愛と惜別の思いが滲む短篇と、本邦初訳のノーベル文学賞受賞記念講演「彼とその従者」収録【本の内容】
収録作品一覧
スペインの家 | 5−31 | |
---|---|---|
ニートフェルローレン | 33−62 | |
彼とその従者 | 63−101 |
著者紹介
J.M.クッツェー
- 略歴
- 〈J.M.クッツェー〉ケープタウン生まれ。テキサス大学オースティン校で博士号取得。アルゼンチンを拠点に文学活動を展開。「マイケル・K」「恥辱」で英国のブッカー賞ダブル受賞。2003年ノーベル文学賞受賞。
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