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紙の本
キューバ・ミサイル危機 広島・長崎から核戦争の瀬戸際へ1945−62 上
著者 マーティン・J・シャーウィン (著),三浦 元博 (訳)
1962年10月、人類は「最終戦争」の断崖に立った−。原爆開発から冷戦下の米ソ核軍拡競争に至る文脈にキューバ・ミサイル危機を位置づけ、一触即発の攻防の深層を描く。口絵写真...
キューバ・ミサイル危機 広島・長崎から核戦争の瀬戸際へ1945−62 上
キューバ・ミサイル危機(上):広島・長崎から核戦争の瀬戸際へ 1945-62
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商品説明
1962年10月、人類は「最終戦争」の断崖に立った−。原爆開発から冷戦下の米ソ核軍拡競争に至る文脈にキューバ・ミサイル危機を位置づけ、一触即発の攻防の深層を描く。口絵写真も多く収録。【「TRC MARC」の商品解説】
「核のある世界」への警鐘の書
1962年10月のキューバ・ミサイル危機は、核戦争(最終戦争)が一触即発で起きかねない13日間だった。本書はその「一触」が、実はほんの偶然の積み重ねで回避されていたことを明らかにした大作だ。米国の国家安全保障会議、国防総省、統合参謀本部の会議録、関係者の個人メモ、回想録、解禁されたソ連共産党幹部会の議事録など、豊富な史料を網羅して、米ソ両政権の内部とカリブ海の現場で何が起きていたかを立体的に描き出し、手に汗握る日々が展開される。ケネディとフルシチョフの関係、その言動や心理、タカ派とハト派の攻防を丹念に積み上げるミクロ的記述と、広島・長崎への原爆投下から冷戦下の核軍拡競争に至る文脈に、この危機を位置付ける俯瞰的視点を交差させており、圧倒的な説得力がある。
ロシアによるウクライナ軍事進攻、台湾をめぐる中国と日米の緊張を踏まえると、この危機がどこか重なって見えてくる。「核の脅威」が懸念される今、60年前の危機が残した教訓を振り返る意義は大きい。ピュリツァー賞受賞の歴史家(米外交と核管理・軍縮論)が、危機の深層を描き切った決定版。【商品解説】
著者紹介
マーティン・J・シャーウィン
- 略歴
- 〈マーティン・J.シャーウィン〉アメリカの歴史学者。「破滅への道程」でスチュアート・L・ベルナス賞とアメリカ歴史書賞を受賞。2021年他界。
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