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紙の本
鳳凰の船 (双葉文庫)
著者 浮穴みみ (著)
【歴史時代作家クラブ賞作品賞(第7回)】洋式帆船造りの名匠・豊治は、ある不運から船大工の職を離れ、仏壇師として20年余りを過ごしていたが…。表題作をはじめ、明治初期の函館...
鳳凰の船 (双葉文庫)
鳳凰の船
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商品説明
【歴史時代作家クラブ賞作品賞(第7回)】洋式帆船造りの名匠・豊治は、ある不運から船大工の職を離れ、仏壇師として20年余りを過ごしていたが…。表題作をはじめ、明治初期の函館を舞台に、人々の心情を細やかに描きあげた全5編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
明治初期の函館。洋船造りの名匠と謳われたものの、いまや仏壇師としてひっそり暮らす続豊治。だが若き船大工との邂逅により、再び奮い立つ/表題作。初代北海道庁長官・岩村通俊、イギリス人貿易商・ブラキストンなど、北海道開拓期に名を刻んだ者たちの逡巡や悔恨、決意を叙情豊かに描きあげた五編。第7回歴史時代作家クラブ賞受賞作。【商品解説】
名船大工・続豊治ほか、北海道開拓期に名を刻んだ者たちの逡巡や悔恨、決意を描く五編。第7回歴史時代作家クラブ賞受賞作。【本の内容】
収録作品一覧
鳳凰の船 | 7−50 | |
---|---|---|
川の残映 | 51−123 | |
野火 | 125−182 |
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北海道開拓期の歴史裏話集って作品。
2024/02/25 23:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道開拓期の歴史裏話集って作品。著名先駆者とそれに係る人物列伝ともとれる。誰もが知る著名人が実像として(あくまで著者が描く実像ではあるが)登場し、その陰に隠れていた人物を我々の前に登場させるのである。また、資料を丹念にひもとき、函館出身の私ですら知らなかった事実を教えてくれる著者の姿勢に敬意。物語の展開としては、主役と思った人物を通してより著名な人物を描くという構成が面白い。特に、[1]鳳凰の船は続豊治→上田寅吉であり、[2]川の残映は堀川トネ→松田鶴(エドウィン・ダンの妻)である。加えて、続豊治の次男:福士成豊を[3]野火でさり気無く登場させるなど、人間関係をしっかりと記述してる点も興味深い。少々残念だったのは、少し重くて、結末が今一つ抽象的・哲学的で無粋な私には難解だったことか。