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電子書籍
女王ジェーン・グレイは九度死ぬ~時戻りを繰り返す少女と騎士の物語~
著者 藍川竜樹
女王は愛のために生き、騎士は愛のために死ぬ悲劇の十字架を背負った少女は、生と死の果てに運命の人と巡り会い…九日間女王、ジェーン・グレイ。十六歳にして断頭台の露と消えた──...
女王ジェーン・グレイは九度死ぬ~時戻りを繰り返す少女と騎士の物語~
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女王ジェーン・グレイは九度死ぬ 時戻りを繰り返す少女と騎士の物語 (二見サラ文庫)
商品説明
女王は愛のために生き、騎士は愛のために死ぬ
悲劇の十字架を背負った少女は、生と死の果てに運命の人と巡り会い…
九日間女王、ジェーン・グレイ。十六歳にして断頭台の露と消えた──が、目覚めると九歳の自分に戻っていた。混乱した無力な少女はなす術もなく死に向かい…再び、九歳のジェーンとして目覚めた。繰り返す人生の中、陰謀や裏切りに何度も力尽きながらも生きようと足掻くジェーン。そんな彼女を助けるかのごとく、毎回違った役割で現れる騎士ハロルド。いつしかジェーンはハロルドを心の支えに、運命に立ち向かう。
ふすい・装画
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最近のループものの中では、少しストレス値高いかも
2022/07/25 01:23
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
即位後九日で廃位させられ処刑された実在のイングランド女王ジェーン・グレイを題材にしたループもの。
ループものにありがちな繰り返すごとに事実が明らかになっていくとか、前回の経験を活かして上手く危機を回避するといった事象がほぼなく、通常のループものを想定して読むとだいぶストレスがたまるかも。
史実だから仕方ないとはいえ、同一人名が多すぎて混乱する。
あとハロルドを助けたいはともかく、なんでそんなに妹キャサリンを愛しているのかまったくわからなくて全然共感できなかった。
一応、話は面白いけど、四巡目がピークだったなぁ。
五巡目六巡目と諦めて何もしなかったり死を望む展開は、ハリウッド映画化した某バトルアクションのループSFで、繰り返すループの中でループ直後に銃口を咥えて自分の脳みそぶっ飛ばした主人公の絶望シーンを思い出した。
そうだよね。自分の意思と関係なく悲劇ばかり繰り返すと今回は頑張って回避しよう!なんて前向きさよりもなんで繰り返してしまうのか、あのまま死なせてくれっていう絶望感が先に立つよね。
英国史うろ覚えだったけど、ジェーン・グレイを処刑したのブラッディ・メアリじゃん。
この時代激動だわ。