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商品説明
奈良時代から現代まで、和紙原木である雁皮、三椏、楮の育成・伐採・皮剝ぎの工程を軸に、生産者たちの苦闘の歴史を描く。さらに、生産地の過疎化・高齢化、野生獣による被害の問題にもおよんで、和紙の未来に警鐘を鳴らす。【「TRC MARC」の商品解説】
和紙の歴史については多くの著述があるが、その原木である雁皮(ガンピ)、三椏(ミツマタ)、楮(コウゾ)という三種の植物について書かれたものは極めて少ない。本書は、紙が漉かれ始めた奈良時代以降から現代まで、これら原木の育成から伐採、皮剝ぎまでの工程を中心に、生産者たちの苦闘の歴史を描き、生産地の過疎化・高齢化、野生獣による被害の問題にもおよんで和紙の未来に警鐘を鳴らす。【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一章 高品質和紙を生む雁皮
- 第二章 雁皮紙を漉く村とその姿
- 第三章 耐久性抜群の和紙を生む三椏
- 第四章 局紙用三椏栽培の繁栄と衰退
- 第五章 三椏栽培と芳香ある美花の鑑賞
- 第六章 楮でつくる布
- 第七章 近世の楮紙郷と支配藩財政
- 第八章 楮栽培の普及と近年の衰退
著者紹介
有岡利幸
- 略歴
- 〈有岡利幸〉1937年岡山県生まれ。大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。(財)水利科学研究所客員研究員などを務めた。林業技術賞、毎日出版文化賞受賞。
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