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商品説明
妖しくも美しきケルト−。「静かなる男」「アラン」など4つの映画を題材に、極西の緑かがやく国に眠る豊饒と希望を描き出す。情熱あふれる語りで映画とアイルランドの世界へ誘う書。【「TRC MARC」の商品解説】
美しき緑の国アイルランド──ハリウッド映画のロケ地としても名高いこの国には、外見の美しさにとどまらないヨーロッパ文化の古層をなすケルト的感性が、抑圧の歴史とともに今も息づいている。『静かなる男』、『アラン』など四つの映画を題材に、イメージの運動である映画にこそ結晶する独自の感性を読み取り、極西の国に眠る豊饒と希望を描き出す。情熱あふれる語りで堪能する映画とアイルランドの世界!【商品解説】
目次
- まえがき
- 序論 「誤解された映画の国」アイルランド
- コラム⓪ アイルランド鳥瞰図
- 第一章 ジョン・フォード『静かなる男』
- ―アイリッシュ・アメリカンの夢、
- あるいはハリウッド的予定調和―
- コラム① フォードの椅子とIFB本部、
- そしてバークの崇高聖地――ゴールウェイ
著者紹介
桑島 秀樹
- 略歴
- 〈桑島秀樹〉1970年群馬県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程(芸術学・美学)修了。広島大学大学院総合科学研究科教授(美学・芸術学・文化創造論)。著書に「崇高の美学」など。
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内容は興味深いが著者のおそらく潜在的な女性軽視傾向が気になる
2022/05/18 05:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:main - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通りです、アイルランドの歴史や美術にも造形の深い著者が、比較的ストリーミングサービスなどでもアクセスしやすい4つの映画をテーマに非常にわかりやすく「ケルト的な」美学について記述されています。
ただ、序論の時点で「赤い巻毛をなびかせ、裸足で緑野を駆けまわる、力強く美しい娘たち。(中略)まさに彼女らはケルト的な世界観/思考様式を受肉あるいは懐胎した化身にほかならない」とか言い出して、本章にもちょっと気になる(というかキモいなと思う)表現がいくつかあったので、そういういかにもな男性の学者視点の文言さえ無視できれば良い本だと思います。
まあ2016年出版だしな……と思わないこともないのですが、学者が2016年の時点でこのジェンダー認知なのってちょっとどうなんだろうと少しモヤりながら読みました。