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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/08/24
- 出版社: 亜紀書房
- サイズ:19cm/361p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7505-1547-2
読割 50
紙の本
「新自由主義」の妖怪 資本主義史論の試み
著者 稲葉振一郎 (著)
「新自由主義」という摩訶不思議な怪物の正体を、ケインズ経済学・新古典派経済学・マルクス主義経済学の歴史と、戦後日本の経済思想史を丁寧にひもときながら突き止める。ウェブマガ...
「新自由主義」の妖怪 資本主義史論の試み
「新自由主義」の妖怪――資本主義史論の試み
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商品説明
「新自由主義」という摩訶不思議な怪物の正体を、ケインズ経済学・新古典派経済学・マルクス主義経済学の歴史と、戦後日本の経済思想史を丁寧にひもときながら突き止める。ウェブマガジン『あき地』連載を大幅に加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
「新自由主義」という、摩訶不思議な怪物の正体とは?
――1匹の妖怪が世界を徘徊している、「新自由主義」という名の妖怪が
あるときはグローバル資本主義の先兵、またあるときは自由放任主義と格差拡大の犯人……だが、その実体は?
見るものによってその姿を変える「新自由主義」と呼ばれるイデオロギーの正体を、ケインズ経済学/新古典派経済学/マルクス主義経済学の歴史と、戦後日本の経済思想史を丁寧にひもときながら突き止める!
「私自身としては、「新自由主義(Neo Liberalism)」という言葉を使うことにためらいがありました。どういうことかというと、この言葉多分に実体がない――具体的にまとまったある理論とかイデオロギーとか、特定の政治的・道徳的立場を指す言葉というよりは、せいぜいある種の「気分」を指すもの、せいぜいのところ批判者が自分の気に入らないものにつける「レッテル」であって「ブロッケンのお化け」以上のものではないのではないか、という疑いがどうしても抜けなかったからです」(本書より)【商品解説】
目次
- 第1章 マルクス主義の亡霊
- 「新自由主義」は社会主義前夜なのか?
- 資本主義に「外部」は必要なのか?
- 国家独占資本主義としての福祉国家の危機?
- 第2章 ケインズ復興から見えるもう一つの経済史
- ケインズ主義とは何か
- 発展段階論を超えて、経済史理解の転換へ
- 第3章 「保守本流」思想としての産業社会論
- 戦後保守主義と社会民主主義の屋台骨としての産業社会論
- 村上泰亮の蹉跌
著者紹介
稲葉振一郎
- 略歴
- 〈稲葉振一郎〉1963年東京都生まれ。東京大学大学院経済研究科博士課程単位取得退学。明治学院大学社会学部教授。専門は社会哲学。著書に「政治の理論」「宇宙倫理学入門」「社会学入門」など。
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紙の本
つかみどころのない新自由主義の本質を考察した書です!
2018/11/10 12:43
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、いわゆる「つかみどころがない」と称される新自由主義という思想及びイデオロギーを、これまでの経済学の枠組み、すなわち、ケインズ経済学、新古典派経済学、マルクス経済学といった枠組みを援用して、その実態、本質を突き止めていこうという画期的な作品です。なかなか読み応えがあり、少し難しいかもしれませんが、新自由主義について考える非常により一冊です。