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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2008/09/01
  • 出版社: アリス館
  • サイズ:20cm/90p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-7520-0417-2

紙の本

世界で一番のねこ

著者 藤野 恵美 (文),相野谷 由起 (絵)

エトワールは気品にあふれたねこでした。コンテストでは一等賞に選ばれていました。ところがある日、ひふの病気になってしまったのです。美しくなくなったエトワールが、新しくみつけ...

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世界で一番のねこ

税込 1,320 12pt

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セット商品

アリス館 朝の読書セット 13巻セット

  • 税込価格:18,040164pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

エトワールは気品にあふれたねこでした。コンテストでは一等賞に選ばれていました。ところがある日、ひふの病気になってしまったのです。美しくなくなったエトワールが、新しくみつけた自分にぴったりの仕事。ねずみとりコンテストでは一等賞をとれるでしょうか?ねこの成長物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

コンテストで一等賞に選ばれるほど、気品にあふれた猫エトワールは、ある日、皮膚の病気になってしまいました。美しくなくなったエトワールが、新しく見つけた自分にぴったりの仕事とは? 猫の成長物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤野 恵美

略歴
〈藤野恵美〉大阪府生まれ。第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞した「ねこまた妖怪伝」でデビュー。他の著書に「ゲームの魔法」「怪盗ファントム&ダークネス」シリーズなど。

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みんなの評価4.4

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

あなたが世界で一番な理由、それは・・・

2009/07/21 21:07

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

エトワール。

名前からして気品にあふれているこの名をもつのは、一匹のねこ。

三角形の耳は大きくて、青みがかった灰色の毛はなめらかで、
あざやかな緑色の瞳は宝石よりも宝石よりもきれいに輝いている。

エトワールは、特別に扱われていた。

なぜなら、コンテストで一等賞に選ばれたねこだったから。

ところがある日、エトワールはひふの病気になってしまった。

なんと、エトワールの飼い主は、
ほかのねこに病気がうつったらたいへんだと、
エトワールを自動車に乗せて、見知らぬ場所に捨ててしまった。

途方に暮れるエトワールの前に一人のおじいさんが近づいてきた。

エトワールは必死に語りかける。

連れて行ってもらえなければ、どこにも行くところがない。

これがおじいさんとエトワールの出会いだった。

ねずみがとれるかと聞かれたエトワールだが、
温室育ちすぎてねずみがなんだかすら知らない。

でも、生きていくために食い下がる。

生きるために自分から動いたのは、
エトワールにとってはこれが初めてのことだったのかもしれない。

おじいさんは、バイオリン職人で、
バイオリンの木をかじるねずみに困っていた。

はじめてねずみを見たとき、エトワールの本能が発動する。

だが、最初は上手く捕まえられずに逃げられてばかりいる。

捨てられたことがトラウマになっているエトワールは、
自分は何かの役に立たないと愛されないと思い、必死なのである。

おじいさんは、少しも怒らなかったのだが・・・。

エトワールは、惜しいところでねずみを逃がしたが、
一瞬触れたねずみの感触に興奮し、
これが自分の仕事だという気持ちになるのだった。

天職に出会ったときはこんな感じだろうか。

その日はねずみが出なくて、結果として自分がバイオリンを守った日も
ねずみを捕まえられなかったことが物足りないと感じるほどだったのだ。

あるときおじいさんが散歩を勧めてくれたので、外に出てみると、
しまもようの茶色の毛をしたねこがねそべっていた。

そのねこはタビーといった。

タビーは根っからの野良猫で、ねずみとりよりも、
日だまりで寝ているほうが好きというタイプ。

エトワールが、タビーに、前の主人に捨てられたことを告げると、
タビーは怒り出す。

エトワールは、美しくなくなった自分が捨てられたのは悲しかったが、
当然だと思っていた。

しかも、タビーに前の主人のことを悪く言われると胸が痛んだ。

この心理は、どこか虐待の受けていた子どもや
DVの被害者の心理に近くて、悲しくなった。

自分を愛せない、自分に自信がない、
ダメな自分は、こんなことをされて当たり前だと思ってしまうほど
傷ついているのに、
それでも、自分にひどいことをした相手のことを
悪く言われると悲しいという気持ち。

この時点でタビーは、誰が何といおうが自分を愛しているが、
エトワールは役に立たないと愛されないと思っているのだ。

エトワールは、ねずみとりのコツを覚え、
次第にたくさんのねずみをとるようになっていく。

もうすっかりねずみとりの虜になり、
寝ても覚めてもねずみとりのことばかり考えている。

ある日、1日で22匹もねずみを捕まえる。

おじいさんには、ねずみ捕りの天才かもしれないといわれる。

ところが次の日、エトワールは、朝の見回りの時間になっても、
寝床の中でぐずぐずしていた。

ねずみとりのことを考えても、心がうきうきしなくて、
むしろ、気持ちが重くて、ゆううつだった。

「ねずみとりの天才」とほめてくれた
おじいさんの期待をうらぎりたくない。

今日は22匹もとれない。昨日はたまたま調子が良かっただけだ。

全力でねずみを追いかけても21匹しか取れなかったらどうしよう。
それどころか1匹もとれないかも。

こうやって悩むエトワールの姿を見ていると、
うつになる過程のすべてがここにあるように思われた。

自分に自信がなかったエトワールがねずみとりで大成功し、
それが自信の拠り所になる。

ねずみとりが成功しない自分を自分は認めていないから、
できないと愛されないと思っているから、
できないとどうしようとなる。

褒めた相手は、決して追い詰めようとしているのではないのに、
自尊感情がきちんと育っていないところで、
何かに成功して破格の評価を受けると
うつになってしまうことがあるのだとわかる。

だから本当は、小さい頃に、自分だからこそ自分が好きで、
自分は無条件で愛されているという感情をしっかりと持っておくのがよい。

そういう人は折れないのだ。

だけど、途中からでも自尊感情は必ずもつことができる。

それを教えてくれるのがこの物語だ。

おじいさんとエトワールの会話は、さらに本質へと踏み込んでいく。

おじいさんは、エトワールがねずみをとりに行かなくても、
捨てたりはしない、
ぐうたらで役立たずのねことしてかわいがってやるだけだという。

だけど、エトワールは、たくさんねずみをとっても、
一匹もとれなくても、おなじようにかわいがられるなら、
がんばってたくさんのねずみをとる意味がないという。

これは、そのまんまで愛されるなら
努力してもしなくても同じじゃない?という
がんばり屋が常に立てている問いなのだ。

これは、本当に答えるのが難しい。

ある日、タビーに勧められた「ねずみとりのコンテスト」が、
エトワールの運命を変える。

一等になれなければみじめな思いをするかもしれないが、
それよりも、ねずみとりが本当に好きなことに気づいたのだ。

  たとえ、ねずみをたくさんとれても、一ぴきもとれなくても、
  エトワールがエトワールであることには変わりありません。

  その上で、エトワールはねずみがもっとたくさんとれるように
  なりたいと願うのです。

エトワールは、自分の問いの答えを自分で見つけた。

最後に、おじいさんがエトワールに贈った言葉は、
エトワールの心の支えになる言葉だった。

これは、本来、子どもなら両親に、
ねこなら最初に飼い主にもらっておく言葉だったのかもしれない。

だが、これは途中からでも絶対に間に合うのだ。

がんばっていてもいなくても、あなたはあなたのままに愛される。

がんばるのは愛される条件じゃない。

だけど、愛されるためじゃなくて、
あなたがあなたのために輝いていたらそれが幸せ。

それがあなたのやりたいことなら、
誰かに愛されるためじゃなくあなたのためにやるべきだ・・・
ということなのだ。

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紙の本

エトワールらしさの耀き、という世界一のたからもの。

2009/07/31 09:20

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る

気品あるエトワールは、コンテストで一番を取った猫でした。

ご主人は、「一等賞になれ。一番でなければいみはない。」が
口癖でした。
だから
皮膚病で二度と一等が取れなくなった瞬間
ご主人にとってのエトワールの価値は、あっさりと無になりました。
棄てられたあとでも
確かに一等を取れなかったのだから、仕方がないのだ。と
エトワールは考えます。

あああ……と溜息が出てしまいます。

そして、やがて出逢ったバイオリン弾きのおじいさんは
まったく正反対のあたらしいご主人として存在しています。

ねずみを採ってほしい。というのが唯一の条件のような
ものでした。
ような、と書いたのは
それはエトワールがおじいさんの元にいられるための
”必須条件”ではなかったからでした。

それでも
エトワールはその新しい課題に、全身全霊で取り組むのです。
ストイックなまでの真摯な努力で
みるみると腕を上げていくエトワールが
自己最高の数のねずみを獲れた日のこと、
そしてその翌日について語られるところが秀逸です。

*****

p63
「もし、今日もきのうとおなじようにたくさんのねずみがとれなければ、
期待はずれだと思われるでしょう。わたしはそれがおそろしくて、ねずみ
とりにでかける気になれないのです。」

……
p65
「ねずみがとれなくては、わたしがここにいる必要はありません。役に
立たないのなら、すてられてしまいます」

……
p66
「たくさんのねずみをとろうとも、一ぴきもとれなくとも、おなじように
かわいがられるのだとしたら、がんばってねずみをとる意味なんてないじゃ
ありませんか」

*****

おじいさんとの対話として語られるここのシーンは
どこかで身近な誰かが抱いていたものおもいに
とても近いのです。
ちがうよ、エトワール。
そう言ってあげたいのに、聡明な彼にどうやったら
わかってもらえるのでしょう……。
溜息がふたたび、出てしまいます。

さて
そこにタビーという別のねこがやってきます。
ねずみとりなど知らなかったころに、やりかたを教えてくれた
親切なねこです。
エトワールとは正反対の、ねこらしいねことして
気ままに自然に生きています。
その彼が、エトワールが目標を見失っているところに
「ねずみとりコンテスト」の話題をもたらしてくれるのです。
さりげなく差し出された提案に喜びながら、エトワールはまた
思い出すのです。一等になるということと引き換えにしてきた
エトワール自身の痛みを。

*****

p71
かつて、エトワールは世界で一番美しいねことして、コンテストで一等賞を
もらったことがありました。
 すると、ほかのねこたちはいっしょにあそんでくれなくなりました。「一等賞の
ねこは、自分たちとはちがうのだから、あっちへ行け」といじわるをいわれて、
エトワールは一ぴきぼっちになったのでした。

*****

あああ……と、また溜息が出てしまいます。

なぜって、エトワールの生きてきた道はいろんなことを
わたしに思い出させてくれるのです。


いまの世の中は対照的な生きかたと対照的な考えかたと
そしてさまざまな選択肢にあふれていて
たとえば「あるがままの自分」と「目標を遂げた自分」
「がんばる」ということへのさまざまな価値観があります。

エトワールの最初のご主人とおじいさんのように
また
エトワール自身と、タビーのように
まったく正反対の生きかたどうしが描かれているのは
そういう意味で、とてもシンプルに理解できます。

エトワールの語ることばに
効率や目標をめざして駆けていくときの
わたしたち自身の痛みや喜びを感じてどきっとします。

がんばれ、と子どもたちを応援するつもりが
不必要に追い詰めてしまいがちなこと
あるがままの存在をいとしく思うこと……
その”完璧な正解”のないバランスの難しさは
子育てのテーマともつながってくるようにも思います。


ここに挙げたエトワールのものおもいが
次第に、どう好転していくのか
細やかな筆致で描かれていくところがすてきです。

タビーのようには生きられないエトワール
エトワールのようには生きるつもりもないタビー
その2匹のねこそれぞれが
互いにかかわりあいながらも
それぞれらしく生きていく姿がまぶしいのです。

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紙の本

『夢中』が『不安』になったら……

2017/05/06 07:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちょこsweets - この投稿者のレビュー一覧を見る

ずっと夢中で、全力を尽くしていたことが、突然「明日もこんな風にうまくできるのだろうか」と不安になるーーー
まさに自分がその状況に置かれた時、この本に出会い、大切なことに気付かされました。そして今は、その事に対しての不安がなくなり、また夢中になれています。

同じ悩みを抱えている方にオススメしたい一冊です。

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紙の本

深いなぁ

2017/05/31 23:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る

対象年齢を感じさせない、いつよんでも、そのときその時で、感じ方が違うものになると思う。だから、何度も時を重ねて、読んで、楽しむ本。深い。

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紙の本

価値観

2016/12/01 10:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

人によって価値観は違うけれど、コンテストで一位をとれていたからこそ、かわいがられていたエトワール。病気になったら、あっさりと捨てられてしまうのは悲しいです…。二度と捨てられたくないという思いも…。
エトワールが変わっていくところがいいですね。

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2010/01/01 20:10

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2010/08/14 17:03

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2011/01/25 01:29

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2012/10/18 21:24

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2015/01/31 17:00

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2013/08/09 12:47

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2012/09/27 06:59

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2012/10/14 02:23

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2012/10/20 22:38

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2015/03/05 21:16

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