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商品説明
世界一のプラネタリウム、本物の蒸気機関車、自作サイドカー…。好奇心と興味にまかせ、やりたいことを突きつめた「コダワリ人」たちの熱中人生を紹介する。『日経WinPC』連載から抜粋したものに加筆修正し、書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松浦 晋也
- 略歴
- 〈松浦晋也〉1962年東京都出身。ノンフィクション・ライター。宇宙作家クラブ会員。日経BP社記者として、88〜92年に宇宙開発の取材に従事。著書に「スペースシャトルの落日」など。
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著者コメント
2006/11/27 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松浦晋也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コダワリ人になろう
本書にご登場願ったのは、単なる趣味人ではない。なにか面白そうなことにと
りつかれ、結果として驚くほど素晴らしい高みに到達した人たちである。
実際のところ、取材をしてみるまで、これほどまでの人たちが、かくも沢山、
今の日本に生きているとは思っていなかった。
彼ら(そう、本書に登場するのは男性ばかりだ。これは私の取材が偏っていた
からであって、分野を選べば女性も当然入ってくるだろう)は、共通点がある。
気負わない、諦めない、楽しむ——そして突き抜ける。
彼らには趣味だからという言い訳はなしだ。気が付くと趣味どころではなく、
生活を賭けてしまったりもするが、その場合も悲壮感はない。突き抜けるプロセ
スそのものを楽しむ。その姿には精神的な余裕すら見てとることができる。
団塊世代の大量定年を控え、あちこちのメディアで趣味の講座が流行してい
る。でも、同じ趣味ならば、突き抜けてみたいと思わないだろうか。自己満足で
はなく、社会が「それはすごい」と言ってくれるほどに。
「やったぜ」とガッツポーズがとれるぐらいに、「向こう側」突き抜けてみようではないか。
もちろん、お涙頂戴も根性物語も男達の逆転ストーリーもなしだ。
楽しく、諦めることなく、そして気負わない。コダワリ人は常に朗らかである。