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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/10/10
- 出版社: エクスナレッジ
- サイズ:26cm/159p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7678-2036-1
紙の本
生きものたちのつくる巣109
著者 鈴木 まもる (文・絵)
家をつくるのは、人間だけではない。巨大な鳥の巣から、小さな深海生物がつくる巣まで、いろいろな生きものたちがつくるさまざまな巣、全109種類を美しいイラストで紹介する。〔「...
生きものたちのつくる巣109
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商品説明
家をつくるのは、人間だけではない。巨大な鳥の巣から、小さな深海生物がつくる巣まで、いろいろな生きものたちがつくるさまざまな巣、全109種類を美しいイラストで紹介する。〔「生きものがつくる美しい家」(2023年刊)に改題,2023年刊は大幅に加筆修正のうえ再編集〕【「TRC MARC」の商品解説】
家を建てるのは人間だけじゃない!巨大な鳥の巣から、小さな深海生物がつくる巣まで、すむ環境に合わせて巧みにつくられた様々な生きものの巣、全109種類をイラストで紹介!水上の住まい、空調の効く巣穴、求愛のダンス場など、思いもよらないような巧みな知恵と技術の数々!【本の内容】
著者紹介
鈴木 まもる
- 略歴
- 〈鈴木まもる〉1952年東京生まれ。東京藝術大学美術学部工芸科中退。画家、絵本作家、鳥の巣研究家。「ぼくの鳥の巣絵日記」で講談社出版文化賞絵本賞、「ニワシドリのひみつ」で産経児童出版文化賞受賞。
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紙の本
家をつくる、という観点でみると。
2016/03/05 20:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「巣」という共通点で生き物の活動をまとめたという視点が面白い一冊。
鳥も獣も、魚も昆虫も。さまざまな109種類の生きものを、その生き物の特徴、巣の全容、つくりかた(順序など)、内部図解などと丁寧に説明。全部が著者の絵というのも素敵です。巣は子育てや休むための場所なので、寝姿や子供の姿のとても可愛い画もたくさん楽しめました。土や枯葉の熱を利用して卵を保温するという方法を使っている生き物はトリにも爬虫類にも存在する。そんな、種を越えた共通点を見つけるのも面白かったです。
たくさんの生きものの最後に紹介されるのが「ヒト」の巣=家です。こうやって順番に並んでいる「巣」を見てくると『ヒトの家も、いろいろな活動も、生きものたちが新しい生命を生み育てるためにいろいろな「巣」をつくってきた延長線上にあるものなのかもしれません。』という著者の言葉が、著者は生物学者ではないけれど、とても納得できてしまいます。
身を守るため、子孫を残すため、生きものはそれぞれ、周りのものを使って様々に生きている。
道具を使う動物は人間以外にはとても少ないと思っていましたが、家も自然を利用した道具のような物と考えたら、そういった動物はたくさんあるのかもしれません。だって本書にも載っていますが、サイホウチョウの類はクモの糸を使って草を綴った巣をつくるのです。
一つ一つの生きものの「作品」を特徴や作り方などを知って楽しむだけでなく、様々な視点を与えてくれました。