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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/07/31
- 出版社: エクスナレッジ
- サイズ:23cm/159p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7678-3168-8
紙の本
世界を変えた50の植物化石 (大英自然史博物館シリーズ)
著者 ポール・ケンリック (著),松倉 真理 (訳),矢部 淳 (監修)
地球と植物の変遷を象徴する「50の植物化石」を紹介。大英自然史博物館が所蔵する美しい植物化石標本とともに、植物がたどってきた進化の足跡、地球環境の変遷と行く末、植物をとり...
世界を変えた50の植物化石 (大英自然史博物館シリーズ)
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商品説明
地球と植物の変遷を象徴する「50の植物化石」を紹介。大英自然史博物館が所蔵する美しい植物化石標本とともに、植物がたどってきた進化の足跡、地球環境の変遷と行く末、植物をとりまく太古の生物たちの姿などを解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
大英自然史博物館シリーズ第5弾!
太古の植物たちの化石から地球の歴史を読み解く!
「植物は10億年以上前から存在し、黙々と日々の営みを続けてきた。地球に大きな影響を与えながら、強く、しなやかに。
その知られざる物語を記すにあたり、本書では地中の奥深くに目を向け、岩石から掘り起こされた植物たちを手がかりにしようと思う。
その姿は、一見不可解ながら、目を見張るほどの美しさをたたえたものばかりだ。
注意深く調べれば、太古の失われた世界へ続く植物の秘密が見えてくる。」(はじめにより)
植物化石が示しているのは、植物がどのような進化を経てきたのか、
太古にどのような植物があったのか、ということだけではありません。
地球環境がどう変化してきたのか、植物をとりまくかつての動物たちの生態はどのようなものだったのか、
植物は太古の地球上の生態系や環境の姿をも物語っているのです。
本書では、大英自然史博物館が所蔵する美しい植物化石標本とともに、
植物がたどってきた進化の足跡、そして地球環境の変遷と行く末、
植物をとりまく太古の生物たちの姿などを、
地球と植物の変遷を象徴する「50の植物化石」から解き明かします!【商品解説】
目次
- 第1章 植物の起源……植物が光合成できるようになり、陸地に上がるまで
- [光合成の跡]縞状鉄鉱/[植物の祖先の登場]紅藻/[藻類の繁栄]コエロスファエリディウム/[上陸初期の植物]クックソニア・ペルトニイ/[酸素量増加の証]炭化した木部細胞
- 第2章 種子・根・葉……植物が”植物の体”を手に入れるまで
- [葉のない植物]サーソフィトン・エルベルフェルデンゼ/[風媒の痕跡]炭中の胞子/[花への前触れ]ゼノシーカ・デボニカ/[水の移送システム]リニア・ギンボニイ/[根の進化]スティグマリア・フィコイデス
- 第3章 森林の誕生と発展……草から樹木へ、樹木から森林へ
- [最初期の樹木]エオスペルマトプテリス/[リンボク]レピドデンドロン/[茎から樹木へ]プサロニウス・ブラジリエンシス/[針葉樹]アガトキシロン/[北極諸島の温暖期]アクセルハイバーグ島の森林
- 第4章 仲間と敵……植物を生かした共生者と、植物にとっての加害者たち
- [共生]菌類の化石/[炭素の循環]腐敗した樹木/[食料としての植物]トリゴノカルプス・パーキンソニ/[虫媒の痕跡]ペゴスカプス/[草食動物の跡]糞の化石
- 第5章 古代の植物……すでに絶滅した種から現代まで生き延びた種、そして謎の種まで
- [ヒカゲノカズラ]スティグマリア/[シダ植物]クラドフレビス・アウストラリス/ [トクサ類]アステロフィリテスとパレオスタキア/[ソテツの種]バクランディア・アノマラ/[針葉樹の球果]アラウカリア・ミラビリス/[移行期の化石]アルカエオプテリス・ヒベルニカ/[絶滅種・シダ種子類]フィソストマ・エレガンス/[イチョウ]ギンゴウ・クレイネイ/[針葉樹]アガチス・ジュラシカ/[大量絶滅と植物]モナンテシア・サビヤナ
著者紹介
ポール・ケンリック
- 略歴
- 〈ポール・ケンリック〉大英自然史博物館の研究科学者。
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現物がある、ということの大事さ。
2023/09/05 15:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大英自然史博物館シリーズ。所蔵する資料の中から、本書では過去の植物の状態を教えてくれる貴重な化石を紹介する。
今は砂漠である場所で見つかったたくさんの葉や幹の化石は「なぜそこにこれが」と変遷を考えさせる。菌類や花粉の化石など、顕微鏡で初めてわかる化石もある。
「こんな形のものがあった」「こんな風になっていたのか」。現物がある、ということはとても大事だ(これは植物の化石だけの話ではない)。木の幹のような化石の表面がうろこ状の形で覆われていたら。断面が分かれば「動物」ではなさそう、では植物としたら・・?実際にある物を正しくつなげていくことで「空想」ではない「想像」ができる。発見した人がどんなふうに考えたのか。数少ないけれども「残ってきた」痕跡を元に研究者たちが組み立ててきたストーリーが楽しめた。