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- カテゴリ:幼児
- 発売日:2009/11/01
- 出版社: 教育画劇
- サイズ:27cm/32p
- 利用対象:幼児
- ISBN:978-4-7746-1153-2
紙の本
クリスマスのかね
著者 レイモンド・M.オールデン (原作),竹下 文子 (文),山田 花菜 (絵)
素晴らしい贈り物をしたときに鳴るという、教会のクリスマスの鐘。みんなこぞって贈り物を捧げますが、一向に鐘は鳴りません。そこへ、人助けをしたせいで教会へ来られなくなったペド...
クリスマスのかね
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:10,340円(94pt)
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商品説明
素晴らしい贈り物をしたときに鳴るという、教会のクリスマスの鐘。みんなこぞって贈り物を捧げますが、一向に鐘は鳴りません。そこへ、人助けをしたせいで教会へ来られなくなったペドロから銀貨を預かったペドロの弟がきて…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
レイモンド・M.オールデン
- 略歴
- 〈レイモンド・M.オールデン〉1873〜1924年。ニューヨーク州生まれ。アメリカの文学者。英文学を教える傍ら雑誌などに執筆。
〈山田花菜〉神奈川県生まれ。日本児童教育専門学校絵本創作科卒業。絵本に「アンのプレゼント」など。
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紙の本
教会のかねを鳴らしたのは…? クリスマスにぴったりの優しいお話。
2009/12/19 14:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスマスにふさわしい心温まるお話。淡い色合いと優しいタッチの絵が、この物語にぴったりとあっている。
あるまちに、大きな教会があり、その教会にある高い塔のてっぺんには、「クリスマスのかね」がつるされていた。その音は、世界一美しいといわれていたが、長い間、鳴ったことがなかった。かねは、クリスマスイブに、いちばんすばらしい贈り物がささげられたとき、ひとりでに鳴りだすといわれていた。
このお話の主人公は、小さな貧しい村に住むペドロという男の子と、その小さな弟。ふたりは、クリスマスイブの日に、おおぜいの人でにぎわう、美しい大きな教会を見てみたいと思い、寒い中、出かける。ようやく町の前までたどり着いたのだが、ふたりは、道で倒れている女の人を見つける。放っておくわけにいかず、女の人を助けようと、ペドロは、そこに残り、弟だけを教会に行かせる。イエスさまへのおくりものの銀貨を1枚だけ持たせて。
そのころ、教会では、人々が次々と豪華なプレゼントをささげていた。ついには、宝石で飾られた王冠を持った王様まで。はたして、今年は、クリスマスのかねは鳴るのだろうか?
クリスマスに本当に求められているのは、ぜいたくな贈り物ではなくて、優しい心なんだと、結末は読める。けれど、「子どもがおもしろいこと・得になること・楽なこと」が、過剰に大切にされ、自分ばかりが大事だとすることの多い世の中だからこそ、こうした寓話も子どもたちのもとに届けばいいなと思う。
ペドロと弟の生活がうまく表わされていないのは残念。けれど、優しい気持ち、あたたかな光、美しい音、こうした、目に見えにくいものを、絵とお話でうまく表現できている。