紙の本
根岸ステークス
2024/01/29 23:18
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投稿者:イケメンつんちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソニー損保CMの女性
名鉄電車のCMの女性
同一人物
1月最後の平場の月曜日
他所の生ゴミが
烏の襲来で荒らされる
周恩来にも困ったもんだ
政争したあと
午前10時から
読み始める
2023年小学校高学年課題図書
非常に読みたかったこの本
韓国の児童文学
水泳にまつわる
ぼくも水泳は
金メダリストに教えて頂いたので
韓流ドラマあるある同様
はじまりは面白くないけど
100ページを越えた辺りから
グーっと
リアル感とフレッシュ感に
思わず引き込まれて
素晴らしい
読み応えは
爽快
今年ナンバーワンの名作と言っても過言では
日本では扱いにくい描写が
かえって
外国では活きてく
たくさん読んで欲しいと思います
午後2時のシンデレラ
在庫もあるそうなので
ぜひお買い求めくださいませ
シルクロードステークス
だから丸善書店はおもしろいんです
紙の本
『5番レーン』
2022/09/14 19:40
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢江(ハンガン)小学校水泳部のエース、6年生のカン・ナル
全国ジュニア体育大会でライバル校のキム・チョヒに敗れショックをうける
8月末に開かれる小学校最後の大統領杯全国水泳大会にむけて練習を再開するが、チョヒの水着が気になり、新入部員のチョン・テヤンが気になり、自分の限界を感じて……
そして迎えた大会当日
チョヒが4レーン、ナルは5レーンに立ち
「テイク・ユア・マーク」
ナルとチョヒが同時に飛んだ
水泳にかける子どもたちの友情と初恋を描いた“瑞々しい青春ストーリー”
第21回文学トンネ児童文学賞大賞を受賞した韓国の児童文学作品
『ヒットラーのむすめ』『ピーティー』『リキシャ★ガール』などがある鈴木出版の児童文学シリーズ「この地球を生きる子どもたち」から、2022年6月刊
原題は“Lane 5”(2020年刊)
原作の横書き・左開きを縦書き・右開きにして、左右反転したイラストもあるとのこと
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頑張っているみんなに爽やかなエールを!
人生を泳ぐ小学生たちの物語。
読み終わってドキドキした。
主人公のカン・ナルは漢江小学校の6年生で水泳部のエースだ。
最近、ライバルのキム・チョヒに勝てない。
勝つことが全てなのに。
勝てなかったら一番じゃなかったら競泳をしている意味なんてないとカン・ナルはずっと思っているし、だから大好きなお姉ちゃんのボドゥル姉さんが競泳をやめて、高飛込に転向したのが納得できそうでできないでいる。
韓国は中学生から部活がないのは、ちょっと驚いた。
日本はどちらかというと中学が部活動のピークな気がするから。
小6の途中でソウルに引っ越してきて水泳部のある漢江小学校を選んだチョン・テヤン。
カン・ナルと幼稚園からずっと一緒に育った水泳部部長のチ・スンナム。
漢江小学校水泳部が舞台だ。
読み終わって何でドキドキしたかというと、わたしは泳げないからというのもあるかも。
小中高校生とプールの時間が嫌で嫌で仕方なかった。
運動全部が苦手なわけではないけど、好きじゃなかったなーとあまり楽しい記憶はない。
でもカン・ナルの勝ちたいし一番になりたい気持ちはよくわかる。
他のことにも当てはまるから。
どんなに努力しても出来ていたことが出来なくなったり、反対に出来なかったことが出来るようになるものだ。
ストイックなまでに頑張るカン・ナルがだんだんライバルのキム・チョヒに勝てなくなってそれをキム・チョヒの新しい水着のせいにして、ついにはそれを盗んでしまう。
それがカン・ナルの心の闇。
ナルはどうしてお姉ちゃんが競泳をやめたかも本当は分かっていたし、自分がなんで水泳をしているのかも心のどこかではわかっていたんだと思う。
楽しくなくなったことを続けることは苦痛でしかないってこと。
苦痛になりかかっていたところに、カン・ナルと付き合っているチョン・テヤンがそんなカン・ナルのことをずっと味方だと手紙を書いた。
ナルが自分の味方でなくても僕は味方だよってすごい言葉だなーと、チョン・テヤンは素敵な子だなと心から思った。
どんなに頑張ってもなりたかった自分になれるかどうかは分からないけど、なにかを掴むことはできると思うし、この物語に生きているカン・ナルに心からエールを送りたくなった。
「カン・ナル、がんばれ!」と。
あと、絵がとても良いです。
水の音と塩素のにおいがしそうな美しい本でした。
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韓国の話
見慣れない人物の名前や、ロッカーにトースト!?と最初はとまどった面もありましたが、スマホでのメッセージのやりとりなど現代的で、生き生きとした文章に引き込まれました。
カン・ナル、スンナム、テヤンの3人が公園で毎日宿題の月の観察をする場面。
「アプリで見ればわかるのに、なんでわざわざ見に行ってんの」
と友達。
でも、
「日に日に、夜の風が強まった。月も少しずつ変わった。きのうと同じ場所にあるようでも、西から東へと、少しずつ場所を変えた。形も上弦の月から満月になった。早起きして、泳いで、授業を受けて、また泳ぐ、という感じでくり返される毎日。ナルはそんな毎日にへとへとだった。なのに、目の前で何かが確実に変わっていくのを見ていると、心が少しなごむような気がした。もしかしたら、ナルが気づいていないだけで、たくさんのことが変わりつつあるのかもしれない。」
そして最後の大会の場面は、展開がスピーディーで、ライバルのチョヒがとてもかっこよかったです。
スポーツの話だけど、勉強にも当てはまることもあると思います。
小学校高学年におすすめ。
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水泳に打ち込むカン・ナルは所属チームのエースだけど、ライバルのキム・チョヒにどうしても勝てない
チョヒの手は長い、いやきっと水着に秘密があるんだ
悔しさで友だちにも家族にもあたってしまう
憧れだった姉さんのボドゥルが水泳から飛び込みに転向したことを認められない、幼なじみのスンナムにはひどいことを言ってしまった
ある日、水泳部に入りたい転校生がやってくる
最初は関わらないようにしていたのだけど…
〇競泳に打ち込む女の子の話でした
自分で自分のストレスに負けてしまうことも
〇だれでも間違える
赦すことのあたたかさ
〇人間関係は韓流ドラマのよう!
〇お姉さんが魅力的
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第69回(2023年度)青少年読書感想文課題図書
小学校高学年の部
内容:
「常勝を誇る小6女子カン・ナルは、水泳部のエース。でも、最近はライバルに負け続け、悩んでいた。ライバルの不正を疑ったことから引き起こしてしまった事件をきっかけに、大きく成長する姿を描く、瑞々しくさわやかな青春ストーリー。
第21回文学トンネ児童文学賞大賞受賞。」
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小6の女子・ナルは水泳部のエース。が、最近はライバルに負け続けている。転校生や部の仲間、ライバル、お姉ちゃん…。自分の内側に閉じこもりがちだったナルが、水泳をとおして少しずつ人や自分に向き合い殻を破っていく。元水泳部だもの。入り込んじゃうよね。匂いや感触、音、光…。読んでいると水中のあの世界をありありと思い出す。プールとともにある人ってなんとなくわかる。ナルはまさにそういう人。その書き方がうまい。夢中になれること、自分の軸になることがあるっていいなと思う。
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小学校最終学年で水泳エースの女の子。負けず嫌いの頑張り屋さんで、すべての生活時間を水泳に捧げてきた。試合が終わるまで揚げ物インスタント食品炭酸飲料に手をつけないとか。他校のライバルに1位を明け渡すスランプ続きでも、これまで水泳にかけた時間を考えると水泳をやめたら世界が終わりそうでひくにひけない。数えで13歳なのに思い詰めてしんどい場面もありますが、水泳部員、競泳から飛び込みに転向したお姉ちゃんなど、取り巻くキャラクターが主人公にないものを持っていて物語のパーツが埋まる展開でした。
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海外作品の中でも、韓国の小説は読みやすいな。
水泳に人生をかけている6年生の女の子が主人公の話だけど、特定のスポーツを続ける意味や、競争は相手以上に自分との戦いだということを、主人公の葛藤する様子から教えてもらえる作品。
小学生どうしの友達関係や、ほのかな恋愛話も、当人にとっては必死だろうけど、こちらから見ると微笑ましい。
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2023読書感想文コンクール
高学年の部
水泳部エースの女の子が、水泳が好きな自分の気持ちと戦う話。もちろん他校のライバルも出てくるけど、この話はやっぱり自分との戦い、メンタルの話だと思う。そして恋と友情。
青春眩しすぎて、羨ましすぎて、ちょっと泣けた。
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みんなには、勝ちたい、負けたくないと思う人はいますか。この本の主人公、ナルにはいます。ナルは小学6年生で、漢江小学校のエースです。「5番レーン」というのは、準決勝で2番目に速いタイムを出した人が泳ぐレーン。つまり、隣の4番レーンにはナルより速かった人がいるんです。それが「キム・チョヒ」です。ナルはあるときからキム・チョヒになかなか勝てなくなり、今回の試合でも勝てませんでした。
ナルは、キム・チョヒの水着がキラキラしているのを見て、何か反則をしているんじゃないかと疑い始めます。負けを認めたくなくて、水着のせいにしようとしているんだね。ナルの中には、うらやましさ、くやしさ、かなしさ、腹ただしさ…少しどろどろとした気持ちが生まれていきます。
そんなある日、ナルはキム・チョヒにとんでもないことをしてしまいます。そして、そのことで嘘をついたり、バレないかとドキドキしたりし始めます。でもその出来事がきっかけで、ナルは自分がどうして水泳をしているのかを問いかけ、答えを見つけていきます。
この本には、印象的な言葉がたくさん登場します。2つだけ紹介するね。
「どう負けるかが、どう勝つかより大切かもしれない」
これはコーチの言葉です。ナルは最初、勝たなきゃ意味がないと思っていました。でも、最後にはコーチのこの言葉の意味に気がつきます。
「自分の力で進んだなら、思ってたのとちがって下に下に向かったとしても、それは落ちてることじゃなくて飛んでることになる」
これは、飛び込みをしているお姉さんの言葉です。飛び込むとき、私は水に落ちてるわけじゃない、飛んでいるんだ。落ちるのか飛ぶのかを決めるのは自分なんだということをお姉さんはナルに伝えようとしている。競泳から飛込に転向したお姉さんのことを、ナルは最初、「競泳から逃げた」と思っていました。この二人の関係の変化にも注目です。
この本は、ナルが自分の心と向き合い、自分と戦いながら成長していく物語です。隣のレーンのことを気にしてしまって、自分の心と向き合えていないかもな、とちょっとでも思った人、ぜひ読んでみてください。
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高学年課題図書。自分よりいい記録をだすライバルを前に、悔しさが募り、ある時ライバルの大切なものを盗んでしまうナル。どうにもならない悔しさと向き合うことから逃げたい気持ちを乗り越え、自分を持ち気持ちを固めていく強い姿が胸を打つ。韓国の本も多くなってきた時代に合わせ、とうとう課題図書にまで韓国の児童書がきましたね。
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高学年 課題図書
※対象年齢:中学年から
小学校の水泳部
と言っても、特別な子、エリートが所属する部活動
いつでも最速の4レーンを泳いでいたのに
5レーンに転落
あの子は規格外のスーツなんじゃないのか
何かを飲んでいるんじゃないのか
あの子だけがなにか違う
負けを受け入れられないところから物語がはじまります
私自身は集団種目の経験しかないけど、子どもたちが、こういったレースをしているので、胸がヒリヒリ......
ーーーーー
読了
涙でびしょびしょです・・・!
お話の流れは、大人にすれば「よくある」展開
そこに散りばめられる言葉たちが降り積もって
胸がいっぱいになったところで結末へ
タイムを縮めることの難しさを知っている人には
いっそう響くはず
そしてやっぱり、訳者のすんみさんの力が大きい
のではないかと思っています!
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韓国の作家さんの本。なのに「体がゴムになる『ゴムゴムの実』でも食べないかぎり」っていう文が出てきて、文化的な面では国境がないと改めて思った。政治の面でもその気になれば歩み寄れるはずなのでは。
子どもたちの心の成長はどこも同じなんだなとか、中学になると部活がなくなるとか、韓国と日本の相違がわかったのもおもしろかった。
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2023年全国読書感想文コンクール高学年の部課題図書
読み始めから引き込まれる文章だったが、期待以上だった。どの子も真剣な様子、思春期の揺れる気持ち、友情など描き方が自然でチーム内で信頼しつつユーモアもあり、主人公の成長やライバルすらも同志として尊敬できそうな人柄であることも好印象。スマホ事情は日本とは違うのだろうが、読者が共感する部分やセリフが多いのではないだろうか?周りの大人達も理性がありペダベタしないが寄り添うべきところにいてくれる感じが良かった。余談かもしれないが、本の紙質が違う?(白く、手触り良い)見返し紙など装丁も雰囲気全部がマッチしていると思う。挿絵は全てカラーの水彩画で内容を補いつつ美しく表現されているが、子ども達が3頭身?4頭身?であるのが登場している子より幼く見えて違和感を感じた。原著も同じ絵(表紙は違う)5番レーンが予選1位ではなく2位であることが、主人公の悔しさを表していたのだと読んでからわかった。