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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/09/13
- 出版社: 秀和システム
- サイズ:19cm/207p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7980-5266-3
読割 50
紙の本
図解でわかる!地方銀行
著者 高橋 克英 (著)
地方銀行の3大ビジネスとして、貸出、手数料、有価証券運用を取り上げ、図版を用いて解説。本業の低迷を補うために、地方銀行が乗り出している7つのビジネスにおける、各地方銀行の...
図解でわかる!地方銀行
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商品説明
地方銀行の3大ビジネスとして、貸出、手数料、有価証券運用を取り上げ、図版を用いて解説。本業の低迷を補うために、地方銀行が乗り出している7つのビジネスにおける、各地方銀行の活動事例も紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高橋 克英
- 略歴
- 〈高橋克英〉1969年生まれ。岐阜県出身。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科経済学修士。株式会社マリブジャパン代表取締役。著書に「地銀大再編」など。
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紙の本
これからの地銀
2021/07/05 09:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方銀行のこれからについて、いろいろな角度から分析されていて、よかったです。独自性を持って、生き残る可能性が楽しみです。
紙の本
地銀の中心ビジネス3つ
2020/07/11 23:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
地銀は貸出、有価証券、手数料の3つの柱によって運営されている。基本的に銀行の役割は融資なのだが、貸出はあくまで3つのうちの1つである。地域経済が縮小し、資金需要が減っている中で、地銀は全業界の中でもかなり苦しい状況にあるだろう。はっきりいえば、現在の地銀の行数は過剰である。適正規模にすることも難しく、かといって潰せず、厄介な存在であるともいえる。有価証券ではリターンのみ得ることはできず、基本的にリスクとリターンはトレードオフの関係である。また手数料ビジネスも、ネット証券などの存在があるため、基本的には情報弱者相手というのが否めないのではないか。証券子会社を設立している地銀が多いそうだが(p116)、本当に需要があるのだろうか。
北海道のように農業が盛んであればアグリビジネスを、造船業が盛んな瀬戸内海地域の広島銀や伊予銀、愛媛銀などは船舶ビジネスをといった具合に、それぞれの地域に合わせた専門的なビジネスを展開できるのが地銀の強みであろう。また海外進出支援のために外国に支店を開いている千葉銀のようなビジネス展開もある。
高卒の人材を活用しようとしている武蔵野銀行は、人事がうまくいっているのだろう。働く覚悟のできている高卒を電卓や簿記などの職業訓練を受けている即戦力となる人材として採用しているのであれば、他と競合も少なく、優秀な人が集まるだろう。最近は、有象無象の大学が増え、大学生の質が全体としては低下している。もちろん一流大学は一流の学生が集まるのだろうが、学歴差別だなどと騒がれている昨今、大学の存在意義自体が不思議に思える状態であるなかで、高卒人材を活用できるというのは飛躍につながるだろう。
地銀の本来の役割である貸出の需要が低下しているのであれば、やはり地銀は淘汰されていくべきなのだろう。もはや地銀として存在する意味というものが問われ始めている。銀行などの金融機関の数が多すぎるのだ。